沖縄が好きだから、今もこれからも前へ進む!

歯がゆさと切なさと心寂しさと

「歯がゆい、残念、憤りを感じる・・・」

米兵による少女への性的暴行事件への玉城デニー知事の対応について、私の率直な思いです。

「被害者(沖縄県民)のことを一番に考えているとおっしゃいますが、あなたのやっていることは、被害者の尊厳を失わせているだけではありませんか」と問いたいのです。

(1)外務大臣、防衛大臣は、沖縄県に来て、県民に直接、「謝罪」と「再発防止策」を語るべきだ。

しかし、玉城知事は抗議文書をもって政府に要請を行った。

この政治行動そのものが、沖縄の尊厳を失わせるものだ。

(2)これだけの重大事件であるから大臣が対応すべきなのに、玉城知事は、ただ単に抗議文を渡す日程をこなしたいがために、防衛副大臣と面会した。

「副大臣ならば、面会はしない」という当たり前の姿勢をとらなかったことは、沖縄県民の尊厳を失わせることになった。

(3)玉城知事は、抗議日程の合間に、厚労副大臣に対し、県医師会と共に臨床研修募集定員の上限見直しなどを求める要請を行った。

県民の怒りをもって東京に行った知事がするべき行動なのか。

米兵の少女暴行事件への抗議が本気ではないということを示してしまったことは、沖縄県民の尊厳を失わせることになった。

(4)エマニュエル駐日米国大使、在日米軍司令官と会わず、アメリカに抗議できない玉城知事の日程は、沖縄県民の尊厳を失わせることになった。

(5)安全保障を揺るがす凶悪事件が起こったにもかかわらず、防衛省が辺野古・大浦湾で杭打ち試験を実施したことは、沖縄の尊厳を完全に失わせた。

(6)凶悪事件であるにもかかわらず、プライバシー保護の観点から県へ情報が共有されなかったということは、理由になっていない。

米軍人が起こした事件で、そこに政治的な思惑が働いたから、隠ぺいが行われた。

沖縄県民の人権よりも、政治への忖度が優先されたことは、沖縄県民の尊厳を失わせることになった。

(7)昨年12月に発生したこの凶悪事件が隠ぺいされた理由は、4月に岸田総理が国賓として訪米することが決定していたことと、6月に沖縄県議会議員選挙が行われたことだ。

外交・政治が優先されたことは、沖縄の尊厳を失わせた。

沖縄県民の皆さん、尊厳を失った政治では、事件の再発防止などできません。

「沖縄県知事の逆鱗に触れると、日米安保が揺らぐ」と言われるほどの強い知事が存在しなければ、この問題は絶対に解決しません。

皆さんの中には「日米地位協定が改定されれば、すべてがうまくいく(犯罪抑止になる)」と考えている方がいるかもしれませんが、それは間違いです。

最大の犯罪抑止は、強い沖縄県知事の存在なのです。

今回の凶悪事件への玉城知事の対応は、歯がゆくて歯がゆくてしかたありません。

沖縄県民が、本当にかわいそうでかわいそうでしかたありません。

心から、寂しさを感じます。

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