〇沖縄振興特別措置法への特別な思い
私は、2002年、2012年と、2度にわたって、沖縄振興特別措置法に与党の立場から携わりました。
この経験をした政治家は、国会議員でも、県会議員でも、今は私以外にはおりません。
2度携わった経験からはっきりと一つ理解していることは、「条文の重み」です。
〇実現したいことは、必ず条文化しなくてはならない
「条文に書き込むこと」がいかに重要であるか、分かりやすい例を2つ挙げます。
一つは、2012年の沖縄振興特別措置法改正時に、「専門学校」という言葉を条文に書き加えました。
これによって、「専門学校に予算がつく」ようになりました。
今や、500人から600人ぐらい給付型の奨学金を受ける子供たちが専門学校にいます。
2つ目には、「琉球大学」という言葉を条文に書き加えました。
「沖縄の健康の拠点地区をつくる」という言葉も一緒に条文に書き加えたところ、琉大病院建設の「補助金が8割」になりました。
財政投融資のような、借入れで建設するとなれば、もっと規模の小さい病院しか建設できなかったと思います。