(2021年8月13日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)
東京2020オリンピックは、「1年延期」「コロナ禍中」という厳しい環境を乗り越え、アスリート達が弛まぬ努力を続けてきた結晶としての感動を世界中の人々に与え、無事に閉幕いたしました。
ボランティア・大会関係者・警察・消防・自衛隊・各省庁・各自治体・医療関係者等々、全ての皆様の努力に感謝を申し上げます。
また、オリンピックを開催するという最終的な政治決断をした菅総理にも、感謝をいたします。
リンピック閉幕後、報道機関による世論調査が行われ、「オリンピックを開催して良かったか」という質問に対して、全ての調査で賛成が反対を上回り、一部のマスコミでは「賛成64%」という高い数値が示されました。
この数値は「菅総理のオリンピック開催の決断が国民から支持された」という客観的な裏付けだと言えます。
また、日本選手団が「金27・銀14・銅17」合わせて58個のメダル獲得という、歴代の大会の中でも最も成果を上げたことが、オリンピック開催を支持するという評価につながったことも間違いありません。
コロナ禍のオリンピック開催とコロナ陽性者数の爆発的増加を結び付けて、開催そのものを否定する報道やSNS等での発信も数多くありました。
しかし私は、世界145カ国の中で、コロナ禍という厳しい環境下において、開幕から閉幕まで、混乱もなく、冷静に、オリンピックという世界的なスポーツと平和の祭典を成し遂げられる国家がどれほどあるのかと言えば、皆無に等しいのではないかと思います。
今回のオリンピックを通して、日本という国家と日本国民のもつ本当の凄さを世界中の人々が認めてくれました。
それこそがまさに金メダルに値するものなのだと、私は誇りに思っております。東日本大震災が発生した時、冷静沈着な日本人の姿を評価する世界の声がありました。
今回も、同等の評価がわが国に対して行われたと信じております。
8月24日から、東京パラリンピックが始まります。私たちは、いま一度緊張を緩めず、閉幕の最後の瞬間までアスリート達をサポートし、平和と祝福に満ちた祭典とすべく努力をしていかなければならないと思います。
障がいを乗り越え、スポーツを通して自らを表現するアスリート達の感動を、私たちはこれまで以上に身近なものとして体験し、そして私たちの人生のエネルギーにしていきましょう。
今回の東京2020オリンピックでは、空手男子形の喜友名諒選手、野球の平良海馬選手、2人の沖縄県勢初の金メダリストが誕生しました。
また、柔道においても、渡名喜風南選手が銀メダルを獲得、レスリングでは屋比久翔平選手が銅メダルに輝きました。
選手たちの躍進によって、沖縄県民は大きな自信を得ることとなりました。
選手の皆様に、心から感謝です。
特に、空手の発祥地である沖縄出身の選手が金メダルを獲得したことの重みを、多くの沖縄県民が感じているだけに、喜友名選手への県民栄誉賞を、玉城デニー知事は早めに決断することが大事だと思います。
非常に厳しい政治環境にあっても、オリンピック開催を決断したことに、菅総理の政治家としての揺るぎない強い信念を感じます。
「千万人と雖(いえど)も吾往(ゆ)かん」
私も「政治家として県民のために政治を前に進めていく」ことを心に刻み、これからも歩んでまいります。