オープニング
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、番組のスタートです。
皆さんこんばんは、本村ひろみです。
そしてメインパーソナリティーはこの方です。
ミキオ/下地ミキオです。
よろしくお願いします。
ひろみ/はい、ミキオさん。
今週もよろしくお願いいたします。
まずは、なんと言っても…。
ミキオ/頑張りましょう。
ひろみ/今週は、東日本大震災から10年ということで、各マスコミでも特集をたくさんされておりました。
この話題からです。
ミキオ/いろんな思い出がありますね。
3回にわたって救援物資を持って、向こうでキャンプをはってやりましたね。
ひろみ/はい。
ミキオ/そのときに、お風呂が入れるようにしようと。
ひろみ/ええ。
ミキオ/言って、お風呂を準備しようと。
プールみたいなものをね。
ひろみ/はい。
ミキオ/やろうとしたら、もうけんけんがくがく。
大げんか。
ひろみ/そうなんですか。
ミキオ/水の量が少ないから、10人ぐらい一気に入ったらもう汚れちゃうじゃないですか。
ひろみ/確かに、ええ。
ミキオ/衛生面が大丈夫かとか、いろんなことがやって、最後は足湯にしましたよ。
ひろみ/あー、それでも気持ちいいですよね。
ミキオ/熱い足湯に。
それと髪の毛を洗ったり、体を拭くコーナーをつくってね。
湯船には入れませんでしたけど、けんけんがくがくした思い出がありますね。
ひろみ/被災地に行くと、いろんなことが分かりますね、ほんとに。
ミキオ/もう、東京の事務所の職員とかボランティアに行きたいという人とかみんな連れて、バスで。
トラックが後ろからついて、物資持って、いやー、やりましたね。
あのときは、郵便局にもお世話になって。
郵便局に物資を届けることもやったんですね。
郵政担当大臣もやっていたから。
そういうふうなことをやったというのが、経験がありますね。
2つ目には、3月の11日でしょ。
ひろみ/はい。
ミキオ/その日に会議やったんですよ。
ひろみ/おお。
ミキオ/与野党連絡会議やったんですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/菅総理大臣でしょ。
枝野官房長官。
ひろみ/はい。
ミキオ/うちの亀井代表。
そして、当時の民主党の代表。
ひろみ/はい。
ミキオ/幹事長、それで自民党の幹事長、公明党の幹事長代表。
全部集まってやったときに、今でも僕が思い出すのは、亀井静香さんという人はすごい人で。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そこで、この谷垣自民党総裁に対して、菅総理に対して、究極内閣をつくろうと。
ひろみ/究極内閣?
ミキオ/そう。
与野党じゃなくて、究極内閣をつくろうと。
山口代表もこの内閣に入れと。
谷垣さんも内閣に入れと。
自分も入ると。
全部の代表が入って、究極内閣をつくろうと。
ひろみ/ほー。
ミキオ/こういう提案するんですね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/もう横で聞いている私がもう、もうぞくぞくするようなこの会議の持って行き方というか、また、こういうふうにこの震災の現状が分かれば分かるほど、これがいかに大きなことかというのがもう分かってきて、政治はここで対立をしている場合ではないと。
これはもう究極内閣だと。
それで、震災の対応が終わったら分かれて、またけんかしようじゃないかって言うんですよね。
ひろみ/あー、この非常事態だから結束してみんなで。
なるほど。
ミキオ/そういう話でしたね。
3番目には、次の日から2日後ぐらいに会議してたんですよ。
会議してたら、枝野さんのところにメモが入ってきて、そのとき初めてこの福島の原発の水素爆発が起こる。
ひろみ/その瞬間の、はい。
ミキオ/そのメモが、爆発が起こりましたよというようなメモが入ってきたんですよね。
ひろみ/あー。
ミキオ/ぎょっとしてあの人出て行って、対応してたっていうのがありましたね。
ひろみ/緊張の一瞬でしたもんね。
ミキオ/いやー、あのときの経験は、今でも政治家として残ってますよ。
私も幹部だから、いろんな経験させてもらった。
私が自民党にいて、国民新党にいて、維新にいてってよくいろんな党を変わるとかっていうけど、この一つ一つの党で役割果たしているからね。
ひろみ/うん、そうですね、うん。
ミキオ/何回変わるかということが政治家は問われることになるというのは、僕にとってはあんまり問題じゃないわけさ。
ころころというんじゃなくて、これは必要だからその政党にいるわけよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/あのときの状況というのは、私にとってはほんとに思い出深いものがありましたね。
ひろみ/10年たってはいますが、去年の12月10日時点で、死者の数が1万5899人、重軽傷者が6157人、警察に届出のあった行方不明者は2527人とすごい数字になっているので、これもまだまだね。
ミキオ/すごいですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そういうことを経験して、二度とこういうふうな津波があろうが、台風があろうが、災害死亡ゼロをつくるというのが、国土強靱化の目的ですね。
ひろみ/そうですね。
ミキオ/これを達成していかなければならない。
ひろみ/はい。
ミキオ/そして福島が、岩手が、宮城がどうやったら元気になっていくのか。
ひろみ/うん。
ミキオ/それを考えなきゃいけない。
きょうも、朝のNHKの番組で、福島の野菜の風評被害について出てましたね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/僕、それ実感したことがあるんですよ。
ひろみ/風評被害を。
ミキオ/僕が街頭演説してたら、私は福島の廃棄物を沖縄の焼却炉で焼くというのに賛成だったわけさ。
それはなぜかと言ったら、福島の出るときに放射能検査をして、船に乗せるときに放射能検査をして、降ろすときに放射能検査をして、それで焼却するときに放射能検査してって、そこまでやると。
福島の復興が遅れるのは、この様々な木材やいろんなものの廃棄物が処理できないことが遅れるっていうんで、全国にお願いしたんですね、国が。
ひろみ/あー。
ミキオ/そのときに、もう私が街頭演説してたらもう怒るわけさ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/これが沖縄の人じゃないんだよ。
福島の人だったんです。
ひろみ/そうなんですか、はー。
ミキオ/私たちはこうやって避難してきたから、避難してる私たちにこうやって放射能が追いかけてくるようなことは許せませんと言って怒るわけよ。
ひろみ/あー、なるほどね。
ええ。
ミキオ/私が、もしもしと。
興奮してる人に興奮したら駄目だからね。
もしもしって。
私たちは、復興を願っているんですよと。
あなたのように、沖縄に来れる人も上等。
しかし、福島から離れられない人もいる。
そういう人たちが早く復興するためには、残骸の処理が大事だという、そういうふうなことを聞いたら何ができるかって考えるのは、当たり前じゃないんですかと言ったら、そうじゃないとかって言って。
とにかく、全国に放射能を拡散しちゃいけないんですよって。
だから、放射能はちゃんと検査を6回もやって決めるんだからいいんじゃないのといって、これで街頭の場で大激論したことを思い出します。
ひろみ/何かやっぱそうでしょうね。
反応、様々ですもんね。
ミキオ/それともう一つは、福島のお米を食べよう。
福島の野菜を食べようって、国が奨励してて、もちろんそれに私も賛成だから、青果市場行って、教育委員会とかいろんなのに(?)話しかけて、福島の野菜入れようとかいってやったわけですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/そうしたら、またこの福島の人が来て怒って。
別の福島の人。
ひろみ/はい。
ミキオ/私たちは、学校給食に福島のものを使うの反対だと言うわけよ。
そんなことないでしょって。
国が大丈夫と言ってるんだから、福島のもの食べましょうよって言ったら、そんなこと言うんだったら福島のものを使う日を教えてって言うわけ。
その日は弁当持たすと言うわけさ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/私の今の話し方だと、この人たちがおかしいというふうに聞こえるかもしれないけど、この人たちももうおかしくなるぐらいの経験をしてきたわけですよ。
ひろみ/そうですよね。
もう敏感になってるんですもんね。
ミキオ/そう。
だから、気持ちが全て分からんではないわけよ。
しかし、福島で残ってる人たちのことを考えると、残骸の処理や福島のものを食べるということをやってかないと、駄目なんですよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/この前、2年前は香港行ったんです。
香港は議員というのは、あらゆる業種の担当者が議員になるんですね。
それで、この香港の議員の飲食業(?)の担当者を面会して、何とかこの福島のものを入れるものを、規制しているやつを解除してくれというようなお願いしたんですよ。
香港は、食の宝庫だから。
香港が入れないということは、世界に日本の農産物が評価されてないということになるから、香港だけは認めてくれと。
ひろみ/うん。
ミキオ/そういうふうな話をして、したらこの人も分かったといって、じゃあ私が、福島に行ってやりましょうと、見てみましょうということになって、外務省に予算つけさせて福島までこの飲食業(?)の団体寄越したんですよ。
ひろみ/はい、香港から。
ミキオ/そう。
私の知り合いのレストランがあるわけ。
有名なレストランが。
そこで、この香港の使節団が福島終わって東京に来たときには、このレストランに外務省が招待して、案内して、このランチは全て水から、米から、肉から、野菜から果物まで全部福島。
オーナーにお願いしてやって、食べていただいたわけさ。
だけど、その日だけこの福島のものを食べさせたら、その日のためにだけやってると思われるから、この人たちが来る1か月前から福島デーをつくって、ずっと食べさせといてこの人たちを迎えるという。
ひろみ/なるほど、はい。
ミキオ/たまたま自分たちのときだけ福島食べてるけど(?)、日本人も食べてないんじゃないのと言われたらもう駄目だから。
ひろみ/うん、そうですね。
ミキオ/それでやったんですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/いろんなことやりましたよ。
これから、まだまだ。
この心の傷が癒えない人たちいっぱいいますね。
ひろみ/そうですね、はい。
ミキオ/生半可、頑張れという言葉も言えないような環境の人、いっぱいいますね。
しかし、この方々が自然に何とか希望と光を描いて頑張れるような素地をつくっていくのが、政治の仕事ですね。
ひろみ/はい、ぜひお願いしたいと思います。
ミキオ/だから、ラジオをお聞きの皆さんもことあるごとに、週に1個だけ福島というものを食べていただければありがたいよね。
ひろみ/うーん。
ミキオ/福島でつくった漬物とか、福島で、宮城でつくったものとか、岩手でつくったものとかね。
そういうなものを食べていただく。
特に、原発の問題があった福島のものを1人1個は、ミカンでも、リンゴでも、桃でも食べるということをやっていただくことは、向こうに行ってパフォーマンスやらなくてもしっかりと沖縄にいながら福島を支えるパフォーマンスができると。
ひろみ/うん、そうですね。
応援をしていく気持ちもずっと続きますよね。
ミキオ/そうです、そうです。
そういうことをやっていかなければいけませんね。
ひろみ/ここで1曲お届けいたしましょう。
竹内まりやで「元気を出して」
♪ 竹内まりや/元気を出して ♪
県の財源
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さあミキオさん、関東のほうでは緊急事態宣言2週間の延長となりました。
この話題からお願いいたします。
ミキオ/いつも言ってるんだけど、関東は2週間延長、関西、中部は前倒し解除。
ひろみ/そうですね。
ミキオ/沖縄県は、公式に緊急事態要請却下。
東京は、緊急事態宣言が認められているので国のお金がいっぱい出てきます。
沖縄は、緊急事態宣言が認められなかったので県の財源で対処しなきゃいけない。
ひろみ/県の財源…。
ミキオ/金持ちの東京は国のお金をもらって、金の少ない沖縄は自分の自己財源を使う。
何か意味ないような感じしません?
ひろみ/できれば国からね、出していただいていたほうが沖縄もよかったかなと思うんですけどね。
ミキオ/玉城デニーさんも自信持って、データに基づいて自分のところを緊急事態宣言しろとやったと思うんですよ。
それならばさ、国がやらないと決めたらテーブルたたいて怒るべきじゃないか?
ひろみ/大変な方いっぱいいますからね。
ほんと県内、観光業、大変ですから。
ミキオ/だからさ。
怒るべきと思わない?
ひろみ/うん。
ミキオ/ハンストしたほうがいいんじゃないか。
ひろみ/いや、ハンストは分からないですけど、怒るべきだと思います。
ミキオ/いや、俺はそれぐらいまで怒る話じゃないかっていうわけよ。
ひろみ/あー、確かに。
ミキオ/東京では、この人たち何で要請したのかねと言われてるんですよ。
県は、ちゃんと数字をたたいて人口割合で見ても、東京と大阪と匹敵するぐらいの状況だから、病床数も含めて、それで要請したわけでしょ、正式に。
ひろみ/そうですよね。
ミキオ/正式に要請して断られたのは、沖縄県だけだよ。
ひろみ/だけなんですか、沖縄だけ。
ミキオ/だけ。
ほかのところはない。
ひろみ/それもちょっと変ですね。
ミキオ/だから、沖縄いじめられてるんじゃないかっていうから、いじめられてるんだったらもっと怒るべきだろう。
怒らないんだもん。
ああそうですかで終わってるわけさ。
ひろみ/ここはちょっと。
もうちょっとごねてもいいとこですからね。
ミキオ/ひろみさん。
ひろみ/はい。
ミキオ/ごねてじゃないの。
ごねてっていうのは、ごねてることになるから。
ひろみ/あ、そっか。
ミキオ/正式に怒らないといけない。
ひろみ/そうですね、ごねるんじゃないで、失礼いたしました。
正式に怒らないといけないとこですね。
ミキオ/そうそうそう。
そこがだから、ちゃんとやらないからおかしくなっちゃうんですよね。
やっぱり。
それに2週間延長もまた、暴露本のような話がいっぱい出てきて混迷してますね。
ひろみ/あれはちょっとびっくりでしたね。
生放送でいきなり話したという内容ですよね。
ミキオ/しかも、黒岩さん。
埼玉の大野知事と、千葉の森田ももう延長に賛成と言ってますから、それでいいですよねと言ったら、お二人が賛成ならしょうがありませんねと言ったと、黒岩さんが。
黒岩さんは、森田さんに電話して、大野さんに電話したら、両方ともちょっと待ったと。
聞いてないっていう話だったっていうんですからね。
まあ、小池さんという都知事は非常に政治勘のある人だから、この政治勘が優れてるんですよ。
だから、菅さんが言う前に、延長言う前に私が延長を主導するということを先に匂わせた。
匂わせたら、菅さんがそれを感じ取って、専門家委員会が決まる前に総理自らが2週間って言っちゃったんです。
ひろみ/あー、そういう。
駆け引きみたいな。
ミキオ/いやだから、この延長とか前倒しというのは、コロナの感染症の緻密な専門家委員会の決定ではなくて、僕は政治が入っているんじゃないかというわけよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/そうであってはならないよね。
ひろみ/そうですよね。
ミキオ/そういう中でこの話が出てきたわけですよ。
ひろみ/はー。
ミキオ/そしたら小池さんが新聞で、前もって話をするとか、前もってそういう話をするとかっていうのは、当たり前よねみたいな話をするわけ。
私はあの人たちが2人ともオーケーだから、あなたもオーケーって言わなかったよと。
前もってオーケーになるような文書を送ってありますよと言ったっていうわけよ。
これもうまいよね。
ひろみ/さすがですね。
ミキオ/さすが、さすが。
もうひろみさんも小池さんに負けないように頑張ってください。
ひろみ/ええ、ほんとですね。
でも、なかなか、こういうのは政治勘というんですか。
ミキオ/政治勘だね。
ひろみ/勘か。
ミキオ/だけど、勘に溺れて失敗する場合もあるよ。
ひろみ/そこに溺れちゃいけないですもんね。
ミキオ/そうなんです。
ひろみ/はい。
ミキオ/そこが大きなポイントですね。
ひろみ/なかなか勉強になりました。
それではここで1曲お届けしたいと思います。
DIAMANTESで「沖縄ミ・アモール」
♪ DIAMANTES/沖縄ミ・アモール ♪
第6次沖縄振興計画
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さて、今週からシリーズで第6次沖縄振興計画、ミキオさんからの提案と題しましてこのコーナーでご紹介してまいりたいと思います。
まず、実際になぜミキオさんが沖縄振興法にこだわるのかというところから、きょうはお話ししてください。
ミキオ/振興計画というのは、10年に1回なんですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/だから、私が国会議員になって初めてやったのは2年。
その次は12年。
そして、今の22年という期限の中でやってるんですね。
だから、来年までやるとこの2年から、12年から22年まで、20年間触ることになるわけよ。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/今、その経験をした国会議員や県会議員って僕しかいないんですよ。
ひろみ/これは貴重ですよね。
ミキオ/それ与党でやった人というのはいないんですよ。
ひろみ/あー。
ミキオ/その年代、県会議員をやったとかっていう人はいるけど、与党でこの問題を取り組んだという、2回やったというのはいないわけ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/それで、国会議員でも与党でこれをやったという人いないんですよ。
ひろみ/この経験は大切ですね。
ミキオ/その経験からすると、2年、12年の頃はもう2年前から勝負してるんですよ。
ひろみ/そうなんですか、はー。
ミキオ/もういろんな方々の意見を聞いてっていうのやってるんだけど、コロナの影響もあって、今回その準備がまともにやられてないんじゃないかと僕は思うわけさ。
その遅れを感じて、去年から私は、夏頃からこの振興法の案をつくり始めたわけですよ。
それがちょうど今度、2月頃できあがったんで、皆さんに見ていただくというような作業を今しているということなんです。
ひろみ/これはとても期待したいところですね。
ミキオ/一番大事なことはですね、この振興法をつくった山中先生という方がいらっしゃって、これ山中先生がいつも言っていたことは、「さかしらに沖縄の心を語るなかれ」。
沖縄の苦難の歴史と苦労を分からずしてという言葉があるんですね。
ひろみ/はい。
ミキオ/それはなぜかというと、沖縄担当大臣が来るごとに、この言葉を言ってね、沖縄問題はあんたが考えてるより重いよと。
沖縄担当大臣になってるけど、非常に重い沖縄問題だから、表面だけで捉えるんじゃなくて、重く受け止めて勉強してやらなきゃ駄目だよと山中先生は言ってるわけです。
ひろみ/あー、深いですね、なるほど。
はい。
ミキオ/そういうふうなことから、振興策というのは簡単につくれないんですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/今、沖縄担当大臣が河野太郎大臣。
ひろみ/お忙しい方で。
ミキオ/彼は今、ワクチンの接種の日程と注射針の5人、6人、7人と、非常に過重な負担でこれやってますね。
ひろみ/そうですよね、ええ。
ミキオ/ワクチン担当大臣やったときからもう、沖縄振興策は難しいんです、もう。
役人からの報告を聞いてやれるかのように言うけど、そう簡単なもんじゃない。
そういうふうなことからしても、自分たちでしっかりとした条文までつくって出さなきゃいけないというのが僕の考えで、これやってるわけですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/一つ分かりやすく言うと、12年のときには、2年に書いてなかった条文を3つ入れた。
分かりやすいのを3つだけ言いますとね。
一つは、2年の条文には全く書いてなかったけど、12年に専門学校って言葉入れたんですよ。
ひろみ/あー。
ミキオ/そういう専門学校という言葉を入れたら、この専門学校に予算が出るようになって、今、500人から600人ぐらい給付型の奨学金を受ける子供たちが専門学校にいますよ。
ひろみ/ありがたいですね。
ミキオ/また、琉球大学という言葉入れたんですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/沖縄の健康の拠点地区をつくるという言葉も一緒に入れたら、やっぱり琉大つくってるけど、移転した琉大病院つくってるけど補助金が8割になったわけよ。
普通だったら、財投が8割なんですよ。
ひろみ/ほー。
ミキオ/ということは、補助金が8割だから大きい病院ができるわけですよ。
ひろみ/あー。
ミキオ/高性能の病院ができるわけですよ。
高度化した病院ができるわけですよ。
借入れだったら、小さい病院になっていたと思うんです。
そこが違うんですよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/そこに私学という言葉を入れたもんだから、これで尚学高校にも、興南高校にも、昭和薬科にも補助金が入れるようになったわけ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/これが振興策なんですよ。
また、今、道路造るにも95%。
ダムを造るにも95%。
高率補助というのがあるわけよ。
自分の出し前が少ないから道路が長く造れるわけですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/また、95%も補助があるもんだから、仕事をしてる建設会社も利益が出るわけですよ。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/だけど、鹿児島は50%しか出ないから。
難しいんですよね。
そこなんですよ、そこなんですよ。
だから、今度の振興策は、コロナの後でつくるSDGs、世界が環境に優しいというものでつくる、そういうふうなことも頭に入れなきゃいけない。
また、財政再建が国が始まるから、財政投資が小さくなる。
それを予想してつくらなければいけない。
こういうふうな予算規模が小さくなるんじゃないかとか、コロナ後の社会は今までと違う考え方でやらなきゃいけないんじゃないかとか。
SDGs、環境に優しいもんじゃなきゃいけないんじゃないかとかっていうのを基準にしながら、今までの検証した結果に基づいてつくるわけよ。
今までの検証すると、3次、4次、5次の振興開発計画は、目標に全て達しませんでした。
県民所得も達しない、GDPも達しない。
この2つが達しなかったためにどうなったかといったら、自立経済の指数も達しない。
うまくいかない。
そして、最後にどうなるかといったら、そこで負の連鎖が生まれて、沖縄、DVの数が増える。
また、子供の虐待の数が増える。
県民所得が低いことがいろんなことを生んでるわけよ。
じゃあそれも直さなきゃいけないねっていうことになるわけよね。
ひろみ/これは沖縄のこれからの10年に対して、本当に大切なものですから。
ミキオさん、これはもう毎週これから、このミキオさんが考えてる5つの柱をちょっと細かくご紹介して、シリーズでやっていきたいと思いますので。
ミキオ/そうですね。
これはね、きょうラジオをお聞きの皆さん、振興策って自分にはって言うけど、あなたの全ての足元はもうこの振興策から始まってるんですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/そう言いたいんですよね。
だから、興味を持っていただいて、意見を言っていただかないと前に進まないんですよね。
ひろみ/ぜひ、このシリーズ、第6次沖縄振興計画について、5つの柱、改めてご紹介いたしましょう。
「格差へのチャレンジ」「変革」「ポストコロナ」「SDGs」「未来」この5つのキーワードで来週からミキオさんが一つ一つ細やかに説明をしてまいりますので、来週も引き続きお楽しみください。
ではここで1曲お届けしましょう。
荒木一郎で「空に星があるように」
♪ 荒木一郎/空に星があるように ♪
5Gと情報通信
ひろみ/さて、ミキオさん。
もうTwitterなどでもね、いろいろと情報上げておりますけれども、15の春。
この季節になるといろんな思いが錯綜しますよね。
卒業シーズンです。
ミキオ/そうなんですよ。
もう私はこれの対策案を出してるんですよ、ひろみさん。
ひろみ/はい、はい。
ミキオ/南大東、北大東ね。
渡名喜、渡嘉敷、座間味、伊江島、伊是名、伊平屋。
それと、波照間、西表。
それと与那国、多良間。
漏れはありませんか?
ひろみ/大丈夫です、多分。
ミキオ/ここに15の春でみんな高校がないから沖縄本島に寄ったり、宮古に来たり、石垣に来るから、そうじゃなくて5Gと情報通信を結ぶ。
結んで通信教育をやる。
ひろみ/ああ。
ミキオ/この高校の名前は何という名前にするのか。
国立にしますから、琉球大学附属高校にします。
ひろみ/あー。
ま、沖縄は離島ですから。
琉球大学附属高校。
ミキオ/高校。
ひろみ/あー。
ミキオ/それでやって、琉大の先生方をはじめとして講師がいて、今よくひろみさんもテレビでやるでしょ、今。
ひろみ/見てます、はい。
ミキオ/東京から私がテレビでやったりするでしょ。
そういうことで授業をやります。
カリキュラムは。
ひろみ/オンラインの、はい。
ミキオ/もう、情報通信ができれば何の問題もありません。
そして、校長先生は必ず置きます。
ひろみ/各島に?
ミキオ/島に。
ひろみ/うん。
ミキオ/そしてもう一人か二人でもいいですから、必ずこの先生がいて、できたらこの中学の先生方がいっぱいいますから、この先生方にも協力を願おうと思うんですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/中学の先生が高校の授業(?)全然教えられないってことないと思うんで。
ちょっと免許が違うかどうか僕は今分かりませんが、そんなのはどうでもいいことで、一緒になって勉強しながら教えていく。
それをやって、春休み、夏休み、冬休みは必ず1回琉球大学の校舎にみんな集まる。
ひろみ/実際に。
ミキオ/おんなじ高校だから。
ひろみ/あ、なるほど。
はい。
ミキオ/それでコミュニケーションして、そこで夏期講習、春講習、冬講習を必ずやらす。
その3日間か、4日間のお金は県が持つ。
それで夏期講習やって、運動会やって、コミュニティーカレッジ取って、修学旅行もやる。
ひろみ/ああ。
ちゃんと学校行事あるんですね。
ミキオ/そう。
学校行事ある。
これでやるというのが下地ミキオの15の春解決案。
ひろみ/新しいスタイルの高校ですね。
ミキオ/そうです。
もうあれなんですよ。
名護に宿舎を置くとか、糸満に宿舎を置くとか、那覇に置くとか、こんなことやらなくていいんです。
親元からみんな通う。
これが大事ですね。
ひろみ/ねえ、ほんとに。
この時期になったらね。
ミキオ/もう私の知り合いの大学の理事なんか面白いよ。
ひろみ/なんでしょう。
ミキオ/学校周辺に商店街がいっぱいあるでしょう?
ひろみ/はい。
ミキオ/そしたら、この留年する人たち、それがもう巨大マンモス校だから少ないと商店街の人たちが乗り込んでって校長先生に、学長先生に文句言うんだって。
こんなに留年が少ないのはおかしいと。
ひろみ/あはははははは。
ミキオ/ちゃんと厳しくやれと。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/***やらないと子供たちの教育が伸びないよと言うけど、この留年して、この子供たちが学校に残るだけでも経済効果恐ろしいらしいよ。
ひろみ/あ、そういう考え方もあるわけですね。
商店街にとっては。
ミキオ/面白いね。
ひろみ/はい。
学生さんたちと交流もありますからね。
ミキオ/僕らの頃は沖縄も専門学校少なかったね、大学も。
その前はもっと少ない。
だけど今、専門学校の先生方が校長先生方とか専門学校の皆さんがみんな専門学校いっぱい造った。
この数、昔は全部本土に行ってたんですよ。
ひろみ/あ、確かにそうですよね。
沖縄にはないから県外に行ったってことですもんね。
ミキオ/そう。
だけど今、県内にいることで親元から(?)通うことで生活費は安くなるけど、それ以上に消費の拡大がすごいんですよ。
ひろみ/地元での。
なるほど。
ミキオ/だから島に子供たちが5人でも6人でも7人でも残るっていうことは大きいんですよね。
ひろみ/いや、おっきいですね。
若い人がいると活気もありますからね。
ミキオ/そう。
そこなんです。
親元からはずしちゃいけないんですよ、高校から。
よっぽど行きたいという人以外は琉球大学附属高校、どうでしょうか。
ひろみ/面白いアイディアだと思います。
新しいですね。
もうオンラインで授業が受けられて。
ミキオ/そうです。
もう野球やりたいとか、バスケットやりたいとかっていう人はしょうがない。
親元から頑張ろうという人はそれでいきましょう。
しかし、離島でもいっぱい出てるさ。
ひろみ/うん、そうですよね。
ミキオ/一番いい例は伊良部高校ですよ、今回。
ひろみ/ね、残念ながら。
最後の卒業生。
ミキオ/あの高校のバレー部なんて沖縄一だからね。
ひろみ/ああ。
有名でしたからね、伊良部高校バレー部。
ミキオ/あの数でだよ、あの数で。
ひろみ/うーん。
ミキオ/1、2年生、3年生が9人いたら野球で甲子園行けるかもしれないよ。
ひろみ/すごいパワフルですね。
ミキオ/僕が2年生の頃、野球部員11人しかいなかったけど、宮古高校は準決勝、そういうところまで行ってたよ、11人で。
ひろみ/すごいです、その数字で、人数で。
ミキオ/そう。
サトウキビの刈り入れのときには、練習に出てこないとか、いろんなハンディがあるけど、それでも準決勝まで行ってたね。
ひろみ/島の若い人たち、パワーありますからね。
ミキオ/そう。
ひろみ/いやーほんと。
ミキオ/まあ、そういうふうなことができるんで、何もかもすぐに、この解決策というのを沖縄本島で何かをつくるというんじゃなくて、島で育てる。
それが一番いい。
ひろみ/もうこの島の高校アイディアはぜひ進めてほしいなと思います。
ミキオ/僕なんかでも小学校時代、NHKはずーっと1日遅れのニュースでしょ、宮古島は。
ひろみ/あー、確かにそうですよね。
離島は遅れて。
ミキオ/高校まで民放なし。
ひろみ/うーん。
ミキオ/だけどこういう生活がマイナスじゃないんですよもう。
国会議員になって20年以上たって、23年たってやるけど、こういう経験をしてる国会議員がいるから、この島の琉大附属高校の発想が出てくるわけ。
ひろみ/うん。
島の生活、生かされてますね。
ミキオ/小泉進次郎は、もう生まれたときから横にファミリーマートとか、ローソンやセブン-イレブンがあるよ。
ひろみ/都会っ子って感じですからね。
ミキオ/あの人なんかと僕らとでは、また政治の感覚が違ってくるんですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/菅さんは集団就職で来るから、やっぱ感覚が違うんですよ。
いい悪いは言わないよ。
感性はどうしても違う、生まれた環境で。
だから、都会の人ばっかり国会議員になっちゃいかんのですよ、それは。
ひろみ/はい。
ミキオ/そういうふうな幅広い枠の中で育つから、僕は島で育った子供たちが総理大臣なることは十分に可能性あると思うよ。
ひろみ/これ期待したいですね。
これからの沖縄での未来に。
ミキオ/マンモス校で育つより面白いかもしれない。
ひろみ/個性の時代ですからね。
さあ、最後の約3分間はミキオさんから元気の出る話題で締めたいと思います。
ミキオ/もう僕の元気の出る話題は、やっぱもう料理しかないだろうね。
ひろみ/そうですね。
今週はおいしい話題がまだ出てないんですが、何か新しいクッキングとかありますか?
ミキオ/ないね、今。
ひろみさん簡単に質問するけど、簡単にメニューって作れないよ。
ひろみ/いやもうミキオさんは、毎日おいしいものを追求してるのかなと勝手に思ってるんですけどね。
ミキオ/いや、追求してる。
ほんとに追求してる。
ひろみ/ええ。
ミキオ/今ね、16時間っていうのやってるよ。
前の晩から食べて、16時間後にしか次御飯食べないというやり方。
ひろみ/あ、それは何ですか?
健康のために?
ミキオ/痩せるためさ。
ひろみ/お、ダイエットの効果が出てきたってことですか?
ミキオ/顔見て分からないですか?
ひろみ/何か、ごめんなさい。
映像がぼやけてるんで、よく分からないんですけども、ちょっとほっそりしたかなと。
これは、炭水化物を抜いたりとか?
ミキオ/いやいやいや。
16時間空けて、食べるときはいっぱい食べて、そうすると夜あんまり食べなくなっちゃったね。
ひろみ/へー。
お酒もじゃあそんな飲まなくなって。
ミキオ/飲みます。
ひろみ/あ、お酒は飲むんですね。
ミキオ/そういうことです。
ひろみ/まあでも、健康そうに見えますので、16時間空けてても大丈夫っていうことでしょうね。
ミキオ/まあ、この16時間空けることで消費する。
それで、16時間空けるとお腹がグーグー鳴るでしょ。
あれが減量にいいらしいよ。
ひろみ/あ、グーグー鳴るのがいいんですか。
あー、いいこと習いました。
ミキオ/いいんだって。
ひろみ/じゃあちょっと私もグーグー頑張ってみたいと思います。
さあ、あっという間のお時間でした。
また来週も引き続きお楽しみください。
ミキオポスト OnRadio、ご案内は、本村ひろみでした。
そしてメインパーソナリティーは。
ミキオ/下地ミキオでした。
ありがとうございます。