通常国会には20回ちかく参加しておりますが、今日ほど新鮮な思いになったことはありません。
当たり前だと思っていた物事が、いかに大事なものであるかを感じました。
多くの皆様に激励をいただき、そして、冷たい視線もいただきました。
世の中を感じながら、今日という一日をかみしめています。
本日の安倍総理の施政方針演説で感じたことは、大きく2つあります。
一つは、イノベーションから農業まで、多様な項目が挙げられていますが、全てが制度疲労を起こしており、これらを改善するための大胆な仕組みが必要だと私は感じています。
「問題点はわかった。あとはどこまで出来るか」だと思います。
もう一つは、沖縄の基地負担軽減にグアムへの海兵隊移転の話が出ておりましたが、馬毛島の話を盛り込むべきでした。
馬毛島の活用なくして、沖縄の基地負担軽減はありません。
その点を明確にするべき時がくると思います。
今日の新聞では「日米安保60年」の話題を多くとりあげておりました。
日米安保条約というのは、日本が土地を提供し、米国が盾となってそれを活用するというものです。
皆さんご存知のとおり、日本の土地提供の7割が沖縄なのです。
安倍総理の言葉にも、外務大臣の言葉にも、その他の言葉にも、長年土地を提供し続けた沖縄の人々に対する感謝の気持ちがひとつも発信されておりません。
それは駄目だと、私は思います。
「60年を迎えた安保条約は、沖縄に始まり、沖縄に終わる。」
それほどの重みのある役割が沖縄にあったのではないでしょうか。