今年の12月7日で、真珠湾攻撃から78年が経ちました。
3年前、日本の国会議員として初めて追悼式典に参加したのが下地ミキオでありました。
あの式典は、今でも忘れることはありません。
祈りをささげる時に、ハワイの原住民族の祈り、次にキリスト教の祈り、仏教の祈りと、多様な祈りが行われました。
特に、攻撃を行った日本に多い仏教での祈りがあったことには驚きました。
戦争で戦った者たちが、憎しみではなく平和へとつないでいくこの真珠湾の式典を教訓にしなければならないと思います。
この真珠湾には、対馬丸を撃沈した潜水艦ボウフィンが展示されています。
私は、オバマ大統領と安倍総理が真珠湾で会談をした際に、ボウフィンを管理している財団と対馬丸記念館の平和協定を結ぼうと
いうことを提案しました。
ハワイ側は前向きな回答でしたが、対馬丸記念館側はまだ心の整理がついていないという返事でありました。
その気持ちは痛いほどよくわかります。
ただあの時、オバマ大統領と安倍総理の前で対馬丸の悲劇が世界へ発信されれば、世界の平和のためにもなるという思いでありま
した。
その意味でも、この平和協定は近いうちに必ず実現したいと考えています。