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日時:平成30年8月2日(木)20:00〜21:00
場所:FM21
オープニング
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、番組のスタートです。
みなさんこんばんは、本村ひろみです。
さあ、そしてメインパーソナリティーは、なんと海外にいらっしゃいますこの方です。
ミキオ/下地ミキオです。
シャローム。
ひろみ/シャローム、ミキオさん。
今どちらですか。
ミキオ/イスラエルですね。
ひろみ/イスラエル。
ミキオ/はい。
ひろみ/イスラエル、行ったことないんですけど、暑いですか。
ミキオ/ああ、いい、まちもカリフォルニアみたいなまちですね。
ひろみ/ほー。
今回は海外視察ということで、何カ国かを回るんですよね。
ミキオ/イスラエル行って、ブラジル行って。
ひろみ/はい。
ミキオ/そしてデンマークに行きます。
ひろみ/ふーん、すごいですね。
ミキオ/この内容については、この後、私がじっくりご説明しましょう。
ひろみ/はい。
ではここで1曲お届けしましょう。
Kiroroで「Latata」
♪ Kiroro/Latata ♪
イスラエル視察
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さて、さっそくイスラエル、今どのような視察をされているか、ミキオさんご紹介ください。
ミキオ/まずね、ひろみさんね。
ひろみ/はい。
ミキオ/この国の問題点ってあるわけさ。
ひろみ/ほう。
ミキオ/この問題というのは、人口が減っているというのと、高齢化しているというのと、それと借金が多過ぎて、1100兆円ぐらいあるというのと、それとこの地方はどんどんどんどん人がいなくなっているわけね。
だから、あの参議院で合区って話があったでしょう。
ひろみ/ええ、ええ。
ミキオ/そうしたら、自民党が6人ふやしたじゃないですか。
ひろみ/はい。
ミキオ/これからもっと合区になってくるから、そうしたら議員の数ふやすんですかみたいな話になるわけね。
ひろみ/はい。
ミキオ/で、こういうふうな状況になって、あと経済がなかなか伸びていないと。
GDPが、中国がもう1500兆までがーっといっているんだけど、うちの国は伸びていないと。
まあこういう悩みがあるわけですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/悩みがね。
この沖縄の基地問題もあれば、この悩みがあるわけですよ。
この悩みをどうやって解決するかということを考えなければいけない。
ひろみ/難問ですね。
ミキオ/難問です。
ここのイスラエルは経済なんですよ。
GDPを伸ばすための、一つのヒントがある国だと思っているわけね。
ひろみ/ええ、ええ。
ミキオ/今まではシリコンバレーに行っていたわけ。
ひろみ/はい。
ミキオ/だけどシリコンバレーに行っていたんだけど、イスラエルは今シリコンバレーと匹敵するぐらいの、物すごいこのスタートアップね、新しい企業をつくりだす。
そしてその企業を世界中に売るという、こういう作業をしているわけです。
ひろみ/えー、イスラエルが?
ミキオ/うん。
だからGoogleとか、楽天とか、テスラとかそういう会社がみんなこっちに支店をもって、きのうの夜会食したメンバーは三井物産とか丸紅とかさ、そういうところの所長さんと話したんだけど、何でここに来るかって言ったら、みんな企業を見つけに来るわけよ。
ひろみ/ふーん。
ミキオ/というようなところなんです。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そして、きのう、イノベーション庁というところに、イノベーションをやる庁があるわけさ。
ひろみ/はい。
ミキオ/まあ日本で言えば経済産業省の下のNEDOみたいなところなんだけど。
ひろみ/ええ、ええ。
ミキオ/いいですか、ひろみさん。
ひろみ/はい。
ミキオ/1年間で650社。
ひろみ/650社。
ミキオ/650社を、イスラエルで生まれた会社を世界の国々とお見合いをさせて、結婚させているわけよ。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/1年間でだよ。
ひろみ/いやー、パワーがある国ですね。
ミキオ/だから、この開発をしたものを世界の大企業が、これはすごいと言って買いにくるわけですよ。
ひろみ/ああ。
ミキオ/これをね、間に入ってやるのが、このイノベーション庁なわけね。
ひろみ/へー。
ミキオ/ということは何かというと、何でこんなに650社からの、1年間に。
こんなに開発をする会社が出るのかというところがすごいところなんです。
ひろみ/そうですよね、ええ。
ミキオ/でね、これね、まあ一つには、きのう2つの場所を見てきたけど、1つはこの車の中にチップ入れるわけよ。
ひろみ/車、ああ。
ミキオ/うん。
人間のバッグの中とかね。
本村ひろみさんが出ようとするときに絶対離せないものがあるでしょう。
ひろみ/あります。
ミキオ/バッグ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/財布とか、あそこの中にチップを入れておくわけ。
それで、各標識にチップ入れておくわけよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/というと、この車とチップと、人間の持っているチップと、この道路標識に入っているチップと、すべてが交換して、情報を取り合って、これが絶対に事故にならないわけよ、もう。
ひろみ/いいですね。
ミキオ/こっちのところで、もし前の車が滑ったとするよね、スリップしたと。
そしたら後ろの車にすぐ情報がいって、あの交差点の、何号目の交差点はスリップする可能性があるから気をつけろといって、みんなにばっと情報を流す。
ひろみ/ああ。
すばらしい。
ミキオ/いやいや、これきのう見てきたけど恐ろしい。
ひろみ/実際にもうやっているんですね。
ミキオ/もう日本のTOYOTAとか日産とかいろんな企業なんかが、もうこの企業と組むとか言って、みんなやってる。
ひろみ/へー。
ミキオ/大手の商社もみんなお金出しているわけよ。
ひろみ/これはほしいですね、はい。
ミキオ/事故がない社会がもう完全にできるんだよ。
前は、去年はシリコンバレーでテスラ見に行ったんだけど、車がみんな判断してとまるでしょう。
ひろみ/はい。
ミキオ/周りの車にぶつからないようにするけど、これはもう車全体がもうお互いで、相互で情報を交換しているから。
ひろみ/へー。
ミキオ/とかね、2つ目には水素の会社に行ってきたんですけどね。
ひろみ/水素、はい。
ミキオ/水素をつくる会社に。
この水素をつくる会社は、水素をつくるっていうときには高圧のがーんとした圧力をかけて水素ができるわけよ。
それと気球、気球が昔爆発したりするでしょう、したことがあるでしょう。
ひろみ/はい。
ミキオ/水素ってこういうリスクがあるわけよね。
コストも高いわけさ、これは。
ひろみ/はい。
ミキオ/この水素は何でやっているかと言ったら、TOYOTAはこの大型トラックで、これは電気自動車では馬力がないと思っているわけよ。
大型トラックに関しては水素やろうかと。
やっているんだけど、この水素をつくって、水素を運ぶのにリスクがかかるわけよね。
コストが高いわけよ。
このきのう見たイスラエルの会社は自分でつくった触媒に、触媒を水に入れてやって水素ができる。
水素ができた後ガラができる。
このガラをもう一回持ってきて、これにまたもう一個の触媒入れたらまた水素ができる。
できたものにまたガラができたら、これを持っていってまた触媒するって、このリサイクル方式で水素をやるというわけよ。
これはすごいと。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/いやー、きょうの、1日目の話だから見に行くんだけど(?)、ただ私が何でこの人たちは、こんな開発がこの国ができるのかと。
それはもう2000年前からもう国がないから、ロシア行ったり、ドイツ行ったり、ポーランド行ったりってみんなやったのが、このイスラエルに戻ってきたわけですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/人口800万。
800万人しかいないんです。
ひろみ/800万、ええ。
ミキオ/この800万しかいない国家が、世界で名だたる発明をして、ベンチャー企業をつくりだすといったらすごいわけ。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/というのは何があるのかなと僕らは見るわけよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/そうするとやっぱり虐げられた、本当に厳しい歴史の中で生き延びるということの強さね。
ひろみ/ああ。
ミキオ/生き延びるということの強さ。
ひろみ/はい。
ミキオ/これがあるんですよね。
ひろみ/ハングリー精神ですね。
ミキオ/そう。
それと、まあ、こんなにばらばらになっていた人たちが国をつくろうというコッカーイ(?)みたいなものね。
ひろみ/ああ。
ミキオ/だからこの成功した人たちは、また金を国にあげて若者に出すんですよ。
ひろみ/へー。
ミキオ/で、またこの若者もそうなっていくという。
自分のものにしないというかね、おもしろい国だよ。
ひろみ/すごいですね、それはもう本当に愛国心ですね。
ミキオ/うん。
だからまあ、ちょっと見に来るのが遅かったかなというふうに思うんだけど、まあ私が今考えている、このGDPを1000兆円にする日本というのをつくるときに、僕らの党は官から民へとか、規制緩和とかって言っているけれど、規制緩和をしたら発明が出るかといったら、そう簡単じゃないわけさ。
ひろみ/うん。
ミキオ/この発明できる人材ね、スタートアップをできる人材をどう育てるかというのを見てきたわけよね。
ひろみ/ああ、すごい、いいですね。
ミキオ/大学、このイノベーション庁、それと企業、このバランスができあがっているんですよね。
ひろみ/これは本当にパワーのある国に行かれましたね。
ミキオ/もう一回言いますけどね。
ひろみ/はい。
ミキオ/1年間で650社。
650社が世界の企業に買われるんですよ、売るんですよ。
ひろみ/はい。
もう何だか、聞いているだけで夢もあるイスラエルという感じがしますね。
ミキオ/戦後70年しかたたない。
建国70年。
戦後じゃない、建国70年。
たった70年しかたたない。
ひろみ/いやー、ますますこのイスラエルに興味を持たれていると、ラジオ聞いている皆さんも思います。
ミキオ/いやねえ、あの、うちの…。
ひろみ/ここで、それではミキオさん、1曲お届けして、引き続きわくわくの話題を伺っていきますよ。
ミキオ/今、とめちゃいましたね。
ひろみ/とめちゃわないほうがいいですかね?
ミキオ/いやいや、いいけど、***ちょうどいい、1曲どうぞ。
ひろみ/では1曲お届けしましょう。
Manamiで「踊れティーダ」
♪ Manami/踊れティーダ ♪
緑豊かなイスラエル
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
今回は海外、イスラエルと結んで、ミキオさんのお話伺っております。
ミキオさん、引き続きイスラエルの話題、伺っていきたいと思います。
ミキオ/いや、このイスラエルという国の、やっぱりこのすごさはまたもう一つあってさ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/ここ砂漠だから木1本ないんですけど。
ひろみさん。
ひろみ/はい。
ミキオ/緑豊かなんですよ。
ひろみ/え?
木も1本もなくて、緑豊か?
ミキオ/もう今まで、この地につくったときにはね、砂漠だから何もなかったけど、今、緑豊かなんです。
もう全部植林ですよ。
ひろみ/へー。
ミキオ/国中、植林して、こんな砂漠をやってるわけ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そして、この国で農業やってるわけ。
ひろみ/はい。
ミキオ/自給率、95%。
ひろみ/おー。
ミキオ/我が沖縄県ね、25%。
ひろみ/いやー、ちょっとびっくりですね、イスラエル。
ミキオ/しかも、あした見に行くのが、乳牛の乳しぼりするでしょ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/それをセンサーでやる会社。
ひろみ/センサーで。
ミキオ/うん。
世界一の、この乳牛の乳しぼりの効率性の一番高いのが。
こういう機械を発明してるわけよ。
ひろみ/すごいですね、AIですかね。
もうすごい勢いですね。
ミキオ/そう。
もうこの人が、この人がじゃない、このウシが、自分がお乳を出したいという反応のときにやるわけ。
ひろみ/うわー。
ミキオ/今、乳牛をやるときにはですよ、僕らは人間のサイクルに合わせて乳牛の乳しぼるでしょ?
ひろみ/ええ、はい。
ミキオ/朝がいいとか何とかって。
ひろみ/ええ。
ミキオ/ここは違うんだよ。
ウシが出したいという心を探知して、そこから乳牛出すわけよ。
ひろみ/それ、ウシにとっても優しいですね。
ミキオ/だから、子どもが自分から進んで勉強してるのと一緒ですよ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そういうふうな感じ。
ひろみ/最新の技術をもっての酪農という。
ミキオ/いやー、これもすごいですよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/だから、まあ僕に言わせると、こういう技術を通してこの農業も自分たちで自給、自立、周りの国々が敵だと思ってものを売らなくなっても自分たちで生きていくという、そういう覚悟ができてるんですね。
ひろみ/うーん、いや、すばらしい。
ミキオ/だから、イノベーションだけじゃなくて、人が生きるための、こういうふうな農業についても自立してるわけよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/やっぱり、このTPPとかっていうけど、農業がやっぱり自立できない国家って、やっぱ伸びないよね。
ひろみ/ええ、そうですね。
やはり生きていくための必要なものですからね。
ミキオ/だって、じゃあ何でうちの沖縄、25%なのか、自給率が。
ひろみ/本当に低過ぎますね。
ミキオ/140万人の人を食べさせきれないのかと、自分たちで。
ひろみ/ええ。
ミキオ/じゃあ、暑いから果物はできないよとかって、じゃあイスラエルどうしてるんだと。
やっぱり、ここは言いわけせずに、やっぱりやらんといかんわけよ。
ひろみ/そうですね。
本当ですね。
ミキオ/だから、できないのを、農業政策がやってるみたいにして、やってないわけよね。
ひろみ/あー。
ミキオ/この県知事なんかがやってきたことが。
ひろみ/はい。
ミキオ/結果が物語ってるんだから。
ひろみ/うーん。
ミキオ/大体、泊公設市場を糸満に移すだけでも20年やってるよな。
ひろみ/20年、はい。
ミキオ/県は、ものできないよ。
こんな、遠いとか近いとかの話じゃないでしょ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/清潔で、加工ができて、魚が集まってやる場所って、大きい場所がいいに決まってるさ。
ひろみ/そうですよね。
ミキオ/沖縄が国頭から糸満までで地の果てなんていう表現をすること自体がおかしいんだよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/だって、市場が、那覇市が30万だからこの近くって、30万に売るために市場って考えてるんじゃなくて、やっぱり世界に売ろうと思ったら、場所はちゃんとゆったりできて、世界の認証を受けられるような清潔感のある場所じゃなきゃだめでしょう。
ひろみ/はい。
本当にそうですね。
ミキオ/だけどね、政治が決断しきれてないから。
ひろみ/うん。
ミキオ/だから、そこが、このイスラエルを見てて、人の育て方の違い。
ひろみ/はい。
ミキオ/だから今、私がこのGDPをふやすという中において、この新しい産業をつくり出さなければいけないということになってくるんですけど、その産業をつくり出す人をどう育てるかということなんですね。
でも、今は、きのうもこの商社の人たちとお食事しながら話したんだけど、もう君たちにかけてると言ってるわけ、僕は。
ひろみ/うん。
ミキオ/日本人の人が何かを発明したんじゃなくて、日本企業が世界のこの人を発掘して引っ張り出して育てて、これが世界の商品になることやってくれよと言ってるわけ。
ひろみ/あー、いいですね。
ミキオ/もう僕の考え方も、日本人がという発想じゃなくて、日本企業ができることをやれというような感じだね。
ひろみ/うーん。
ミキオ/だから、大学院大学に800億円をお金入れてるわけよ、今まで。
ひろみ/はい。
ミキオ/こんな800億円やって、何も一つも出ないんですよ。
ひろみ/うーん、残念。
ミキオ/サンゴがちょこちょことか、何かがちょこちょことか、ここではそんなのでは生きていけませんよ。
ここでは、こんなことやったら、みんな潰れる。
大学院大学なんて、一人の教授に5億円あげるんですよ、これ、ひろみさん。
ひろみ/これは大きい。
ミキオ/これを3年間、15億。
ひろみ/あー、あー、あー。
ミキオ/これを30人にやるから、1年間に150億あげてるわけ。
ひろみ/うーん、大きい数字ですね。
ミキオ/こんな数字があったら、沖縄の子どもに150億円使ったほうがいいんですよ。
ひろみ/本当ですね、それはもう、まさに。
ミキオ/絶対、沖縄の子どもに使ったほうが、おもしろいね。
でね、もう一つ言ってるのは、やっぱりこの貧困層の子どもってのがすごいらしいよ。
ハングリーになるらしい。
ひろみ/ハングリーに、はい。
ミキオ/このイスラエルもやっぱり、この何というか、建国がなかなかできなくて、ハングリーでしょう。
ひろみ/うん。
ミキオ/だからこの、親がどうしようもなくて、どうしようもなくて、なかなか親が教育受けさせられない子どもに、この大学院大学みたいな無駄なものをやらないで、この子どもたちに150億円のお金入れて、チャンス与えてあげたら、がらっと変わるね。
ひろみ/そうですよね、未来に向けて。
ミキオ/そういうふうな仕組みをつくらなきゃいけないね。
ひろみ/いや、ぜひ。
イスラエルでいっぱいパワーを受けてますね。
触発されてる感じがいたします。
ミキオ/前、データセンター見に行ってさ、60億円失敗してるの見たりすると、はー、イスラエルの、何でこんなお金を無駄にしてる国家ってないよねって。
ひろみ/もったいないですね。
ミキオ/イノベーション庁って、国の庁で、たった予算500億円っていうんだよ。
たったの予算、うちの沖縄県が8500億円だよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/500億円で年間65社、世界で売れる企業をつくる、若者をつくってるっていうのが恐ろしいよね。
ひろみ/恐ろしい、もうこれだけの力があるって、勢いですよね。
ミキオ/はい、イスラエル終わります。
ひろみ/海外の視察の話題、この後も、1曲の後、引き続き伺っていきたいと思います。
DIAMANTESで「SI」
♪ DIAMANTES/SI ♪
視察予定のブラジル。4つのミッション
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さて、1カ国目がイスラエルで、ミキオさん、この後はどのような日程になってるんでしょうか。
ミキオ/この後は、ブラジルに行きます。
ひろみ/はい。
ミキオ/ブラジルは4つのミッションがありますね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/1つは、沖縄県人の移民の110周年記念式典があります。
これに参加をさせていただいて、移民で行かれた皆さんで、1世でもうお亡くなりになられた皆さん、沖縄から出て行って頑張った皆さんの供養をして、今頑張ってる人たちと、一緒になって頑張ろうという激励をしてというミッションを1個やります。
ひろみ/はい。
ミキオ/2つ目は、ずっと私が言ってきた4世が、7月1日から日本人扱いになります。
ひろみ/あー。
ミキオ/1年半かかりましたね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/政府と交渉して。
これが7月1日からスタートしたんで。
ひろみ/はい。
ミキオ/これは沖縄県人会だけじゃなくて、日本人会を集めての説明会をやってきます。
ひろみ/ああ、喜ばしいですね。
ミキオ/そうです。
もうどうぞ日本に、技術がある日本に来て勉強してくださいと。
ひろみ/はい。
ミキオ/そしてまたブラジルのために貢献してください、ペルーのために貢献してください、アルゼンチンのために貢献してくださいというミッションをやりますね。
ひろみ/はい。
ミキオ/3番目には今度、ブラジルの人と、日系人と、両方の、日本の大学に留学する枠を広げました。
ひろみ/おー。
ミキオ/今まで数が少なかったんだけど、僕が広げたんですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/この広げた留学生の枠の基準も下げて、来やすいような枠にしたんですね。
ひろみ/いいですね、はい。
ミキオ/これをちょっと、また説明会をしてこようと。
4点目には、このブラジルというのはサトウキビですね。
ひろみ/はい。
ミキオ/エタノール。
ひろみ/エタノール、はい。
ミキオ/サトウキビをとって、エタノールをとって、このサトウキビのバガスを活用してとか、こういうふうな全てをエネルギーに変えてる工場を見に行ってきます。
ひろみ/うん。
ミキオ/沖縄もサトウキビがありますけど、沖縄のサトウキビは刈り上げして、それで砂糖にして、バガスをつくってこれを燃やしてっていう程度の話ですから。
ひろみ/うーん。
ミキオ/ここはサトウキビのガラから何から全てをですね活用して、農家所得を上げてるという。
ひろみ/あー。
ミキオ/こういう状況のやつをちょっと見てこようと。
ひろみ/はい。
ミキオ/4点目には、世界で今、バイオ燃料というのがはやってますから。
ひろみ/バイオですね、はい。
ミキオ/このバイオ燃料の先進国がブラジルなんで、ブラジルのバイオ燃料のあり方、環境に優しいエネルギーのつくり方。
ひろみ/ええ。
ミキオ/私は脱原発なんです。
ひろみ/はい。
ミキオ/脱石炭なんですよ。
だから、そういうふうなことを、しっかりとつくり上げられるような仕組みをつくったブラジルの姿を見てこようと思いますね。
ひろみ/ああ、すばらしい、はい。
ミキオ/これをやると、ちょっとまた沖縄が変わる。
昔、小泉さんが来てさ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/宮古でエタノールやったでしょ?
ひろみ/はい。
ミキオ/60億円かけてやった。
環境庁と経済産業省が大げんか。
ひろみ/ふーん。
ミキオ/石油連盟とくっついてる経済産業省。
ひろみ/ええ。
ミキオ/環境に優しいエネルギーをつくろうという環境省。
これがけんかして、環境省が負けて、宮古でガソリンスタンド、エタノールのガソリンスタンドつくった、エタノールをつくるものをやった。
工場をつくった、補助金出した、みんなで60億円。
ひろみ/はい。
ミキオ/さよなら、さよなら、さよなら~。
ひろみ/ああ。
ミキオ/全部捨てて終わり。
ひろみ/いやいや、もう何だか泣けてきますね。
ミキオ/沖縄でE3ってやってたら、南西石油が倒産したんです。
ひろみ/うーん。
ミキオ/ガソリンにE3を入れたら、入れたガソリンスタンドに補助金を出してたんです。
ひろみ/はい。
ミキオ/これは非常によかったんですね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/こういうふうにしながらE10ぐらいまでのばして、石油を減らして、このバイオ燃料をふやしていくというやり方がよかったけど、これも南西石油が、このブラジルの会社が倒産しちゃって、さよなら、さよなら、さよなら~になっちゃった。
ひろみ/つらいですね。
ミキオ/そういうふうなところがあるんですよね。
だから今回は、私が言った、国難の2つ目、人口減少のところ、労働力の不足のところに、安倍さんはすぐに外国人技能研修生って入れてるわけです。
ひろみ/へー。
ミキオ/だけどそれは、1年間で1万人を超える人たちが失踪、不明者になってるわけ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/だから、そうじゃなくて、僕は日系社会と組むべきだと。
4世までいったらもう、200万人を世界中で超える。
ひろみ/はい。
ミキオ/もっといくかもしれない。
そういう人たちと組んで、日系人と組むことで、同じ日本人だから。
ひろみ/はい。
ミキオ/これをやって、労働力をしっかりと補うし、彼らもこの技術を持って自分の国に帰って頑張れるというほうが、ずっと交流が続けばうちの国は変わってくると思うわけさ。
ひろみ/うん、うん。
ミキオ/だから私は、4世まで日本人扱いにするっていう、この作業をやったわけです。
ひろみ/はい。
ミキオ/これを今度、ブラジルでやってこようというふうに思ってますね。
ひろみ/ブラジル視察も、これは充実したものになると思いますので、またお話、報告楽しみです。
ミキオ/充実させないといけないんですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/はい、どうぞ。
ひろみ/それでは、ここで1曲お届けしましょう。
BEGINで「オジー自慢のオリオンビール」
♪ BEGIN/オジー自慢のオリオンビール ♪
デンマーク、ヨーロッパ視察予定
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さて、イスラエル、ブラジル、そしてその後に行かれるのがデンマーク、ヨーロッパに行かれるんですね、ミキオさん。
ミキオ/そうそう、デンマーク。
デンマークはさっき言ったように、エネルギー的にいって、自然エネルギーのすばらしい確立がされているところなんです。
ひろみ/はい。
ミキオ/今回、デンマークのロラン島というところに行くんですけどね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/ここは6万人くらいのまちなんですけど、島なんですけどね、全部自然エネルギーでやってるわけよ。
ひろみ/ふーん。
ミキオ/私は今回は、このロラン島行ってですね、これを見て、石垣島。
ひろみ/はい。
ミキオ/宮古島、久米島。
久米島は深層水で電力やろうと思っておりますから、久米島。
ひろみ/はい。
ミキオ/それに北大東、南大東、伊是名、伊平屋、多良間、与那国、波照間、西表、渡嘉敷、渡名喜、座間味、漏れはありませんか。
ひろみ/各島々を。
ミキオ/そう。
島々を、こういうふうな自然エネルギーでやるわけですね。
ひろみ/いやー、いいですね。
ミキオ/今みたいに重油を運んでいって物事をやるんじゃなくて、この前、宮古の来間島というの、80世帯なんだけど、沖縄電力の電気を切って、自然エネルギーで、太陽光でやったんですよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/そして1年間、実証実験したら成功したんですよ。
ひろみ/ほー。
ミキオ/東芝の充電器、2億円ぐらいで2つ置いて、そこに1回、太陽光の電気集めて、それを家に送るということをやって、成功したんですよね。
ひろみ/うーん。
ミキオ/ということを、今度ロラン島で見てこようと思うわけ。
ひろみ/これは楽しみですね。
期待ができますね。
ミキオ/これは何かというと、これから沖縄にホテルが出てくる。
ひろみ/はい。
ミキオ/いっぱい出てくる。
まあ、沖縄のサンエーさんなんかも100億近くの電力料金かかるんじゃないかと言われてるんだけど、沖縄の電力が一番高いわけですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/これ、何でかっていったら、沖縄電力の改善しなきゃいけないところいっぱいありますよ、彼らは。
だけど、それ以上に離島電力があるわけですよ。
ひろみ/はー。
ミキオ/離島に、このコストが合わないところをやってるところが、沖縄本島の電力を高くしてる原因。
ひろみ/なるほど、離島はそういうことなんだ。
ミキオ/そう。
そのかわり、沖縄本島には中城湾とかいろんな工場があるから、そういうところをね、私はもう前から、離島電力は一緒の会社つくる、県で。
ひろみ/あ、いいですね。
ミキオ/離島電力から沖縄電力は外す。
もう離島は県が責任もって面倒見る。
水と電気は県が責任持つ。
ひろみ/はい。
ミキオ/それで、そのときにじゃあ何するかといったら、今までと同じようなことやってはいけないから、今言ってるような自然エネルギーで、ロラン島で成功してる例を持っていってやるわけです。
ひろみ/あー、すばらしいと思います。
ミキオ/そうすると、離島が赤字なんですよと言っていた沖縄電力は、赤字が全部なくなっちゃうから。
そうしたら沖縄のこの本島に、どーんと安い電力を入れまくる。
ひろみ/これは期待できますね。
ミキオ/そうすると、産業がまた大きくなる。
ひろみ/はい。
ミキオ/ホテルが88カ所できるとかいろんなことがあるから、そういう電力が下がってくる。
とすると、お客様のコストも下がってくるよね。
それをつくり上げると。
ひろみ/ぜひロラン島、期待したいところですね。
ミキオ/これをやっぱり成功すると、沖縄の、離島の多い沖縄がおもしろくなる。
ひろみ/うん。
ミキオ/この前、私が千葉県に見に行った、Facebookにも載ってるけど、下に農作物を植えてて、その上に太陽光パネルを、間隔を置きながらやってるわけですよ。
ひろみ/はい。
ミキオ/とすると、どうなるかというと、太陽光パネルの間、間から光が入ってくるわけですよ。
それで、太陽がずっと回ったら、陰になったり日が当たったりするでしょ。
ひろみ/ええ。
ミキオ/それが植物を元気にするというんですよね。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/ずーっとそのままで太陽に当たってる植物よりも、日焼けするんだって。
ひろみ/あー、なるほどね、はい。
ミキオ/陰が出てきた植物のほうが生育がいいらしいんです。
ひろみ/へー。
ミキオ/それと同じように、農作物は生育がよくなる、太陽のこの太陽光で売電したらお金が出る、農家は一石二鳥。
ひろみ/ほう、いいですね。
ミキオ/そういうふうなことが起こるわけね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/だから、その自然エネルギーってさ、原発つくってもさ、日立とか三菱重工とか、こんなところにしかいかないさ、お金って。
ひろみ/そうですね、ええ。
ミキオ/そこでいっぱい人を雇ってますからいいですよといってもね、今、彼らはAI使って、自動をやってるわけですよ。
ひろみ/うーん。
ミキオ/だけど、太陽光でさ、太陽光とかバイオ燃料とかで、全部の国民が電気を売れるようになったらいいと思わない?
ひろみ/いや、これはいいと思います。
もう自然に、また環境に優しいというのがとてもいいと思います。
ミキオ/そうそう。
それでコストが上がるといっても、そのほうが僕は経済効果出ると思うわけよ。
ひろみ/そうですね、うんうん。
ミキオ/だから、またこの、何というかね、自分たちで、チェルノブイリも福島も、まだ解決できないものをね、やっちゃいかんね。
ひろみ/うん、本当ですね、はい。
ミキオ/そういうことをしっかりやっていくためにロラン島、デンマークを見てこようと。
今回は3カ所ですね。
ひろみ/ええ。
いや、本当に充実したものになりますね。
ミキオ/充実したこと以外はやったことありません。
ひろみ/いや、本当に期待がいっぱいあります。
そしてコペンハーゲンまわって戻ってくるという。
ミキオ/うん、そうそうそう。
ひろみ/今回はちょっと、距離もすごい距離飛びますね。
ミキオ/まあ、政治家が見て歩かないと、この前、神戸の青果市場見に行ったりしたでしょ?
ひろみ/はい。
ミキオ/政治家が見て歩いて、見て歩くだけじゃだめよ。
それを実行しなきゃだめ。
ひろみ/実行、はい。
ミキオ/うん。
だからそこをしっかりとこれから沖縄県がね、やっていけるようなサポートしていきたいと思いますね。
ひろみ/ぜひ期待しておりますので、十分に体も、体調を整えながら旅を続けてください。
ここで1曲お届けしましょう。
グース外間で「時空の花」
♪ グース外間/時空の花 ♪
エンディング
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さて、まあ海外にいらっしゃるとはいえ、何か声が近いような感じで、世界は近いなという感じがします。
ミキオさん、あと4分ほどのお時間なんですが、ラジオお聞きの皆さんに元気の出る話題で締めくくりたいと思います。
ミキオ/まあ、イスラエル、そしてブラジル、デンマーク行きますが、みんなその国々で一つ一つの成果を出そうとして、頑張っていますね。
ひろみ/ええ。
ミキオ/そういうふうなことをやるというのは、自分のところの地域のこの個性とか、人を育てているんですよね。
だからイスラエルなんかにも、特に思ったことは、どうしたら自分たちが世界に通用するか。
このまちは協調性がないらしい。
ひろみ/協調性がない?
ミキオ/規律というかね、社会の規律がまあ、なかなかないらしいけど、これがまた、これがすごくこのイノベーションに合っているらしい。
ひろみ/ああ、個性があるんでしょうね。
ミキオ/もう協調性のあるやつは新しいものを考えられないと。
ひろみ/わかりやすいです、それ。
ミキオ/だからこの国の人たちと話しするともう、このいい加減さがいっぱいあるけど、このいい加減さがいいらしいね。
ひろみ/なるほどね。
ミキオ/だから、そういうふうな何かね、何か僕らも沖縄県の中で、ちょっとこいつヤンキーの子どもで何か協調性もないしおかしいなと言うけど、こいつ何かいいのを持っているんじゃないかと。
ひろみ/ああ。
ミキオ/やっぱそういう探し方をしないとだめかもしれませんね。
ひろみ/そうですね。
新しい視点を持っているんですね、きっとね。
ミキオ/そう。
そう、だから四角の中に入っている子どもがいい子どもで、四角の外がだめだというようなことじゃなくて、四角の外と四角の中とを線で結んであげて、一緒に動いているけれども、こいつらには個性を大事にさせるみたいな、そういうふうな根本を変えていくというね。
ひろみ/はい。
ミキオ/国に採用されるだけではなくて、自分たちでやっていくと。
だから僕は青果市場もMICEも自分でやれよと、国が邪魔しているものをいちいち、いつまでも一括交付金と言って、ちゃちなことを言わずに、毎日、新聞出ているじゃないですか。
MICEは経済効果がある、採算がとれるんだと。
そうだったら翁長さんもう決断すりゃよかったのに。
だけどやっぱり、どうしてももう、うちの沖縄の首長というのはすべてにおいて補助金をもらうことが、もう最大の仕事になっちゃっているんで、もらってきて何かをやる、もらってきて何かをやると言っても、やっぱり限界があるんだよね。
ひろみ/そうですね。
ミキオ/ことしも予算減らされるんじゃないですかって怖がる。
怖がらなくていいんだろうと。
自分である予算で、相乗効果をつくっていけばいいんだから。
ひろみ/いやー、もう何かこうチャレンジ精神に溢れている国に、やっぱり行っているという影響を受けますね。
もうミキオさんの言葉からもパワーが溢れております。
ミキオ/だからこの前なんか愛知県行ったら、高速道路を民間に売って1300億円ですよ。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/それで、収益が上がってくるんだから。
自分でやるんですよ、自分で。
ひろみ/自分でやる。
ミキオ/そう。
ひろみ/いやー、何かきょうはすごい元気の出る言葉をたくさんもらったような気がしますね。
ミキオ/まあ同じようなスタイルでやっていたらだめですよね。
ひろみ/はい。
ミキオ/もうだから、僕が言っているように、改革保守ではなくて、革命的な保守。
革命っていうのは1回つぶさんといかんのよ。
延長線上で変えていくというのを改革保守みたいに言うわけ。
革命っていうのはもう、革新とかっていう言葉も超えたぐらいの革命だから。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/革命を保守が使うということはあり得ないんですよね。
だけどそういうふうな視点で物事を見ないと、この国はよくならないし、この沖縄県はよくならないという、そういうふうなものじゃなきゃだめなのよね。
まあ、革命的な保守をやれる政治家が生まれてこないとよくない。
ひろみ/ぜひ。
ミキオ/それを目指さんといかんですね。
ひろみ/そうですね。
もうこのきょうの、新しいこう、未来に向かったパワーをいただきましたので、今回の旅、また次回ラジオで聞くときもすごく楽しみだと思います。
ミキオさん、気をつけてまた旅をなさって。
ミキオ/はい。
ひろみ/視察続けてください。
ありがとうございました。
ミキオ/ありがとうございます。
どうも。
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、ご案内は本村ひろみでした。
そして、メインパーソナリティーは。
ミキオ/下地ミキオでした。
ありがとうございました。
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