目次
オープニング
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、2017年締めくくりの放送です。 こんばんは、本村ひろみです。 メインパーソナリティは。 ミキオ/下地ミキオです、よろしくお願いいたします。 ひろみ/あっという間の1年を振り返る感じですが、ミキオさん、きょうが最後のラジオ収録です。 ミキオ/そうですね、1年がこうして終わっていくということは、ほんとに早いなと感じます。 特に今回は衆議院選挙もありましたんでね、思いが強い1年であったことだけは間違いありません。 私たち政治家は選挙のあった年と選挙のなかった年ではちょっと趣が違いますね。 やっぱ、こうやって選挙終わって、またバッジをつけるということを皆様からいただいたら、またやる気を持ってできるのかなというような感じがしますね。 ひろみ/受験生にとっては、これからがいよいよ受験シーズンですが、落ちない議員としても全国的に有名になりましたので。 ミキオ/はーっ、てため息ついてますけど。 ひろみ/ぜひ、ラジオお聞きくださいね。 では、このあと1時間たっぷりとお届けしてまいります。 まずは1曲お届けしましょう。 いきものがかりで「ありがとう」 ♪ いきものがかり/ありがとう ♪2017年の重大ニュース〜米軍の事故多発
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。 さっそく、ミキオさん、2017年の重大ニュースという形で今週は振り返っていきたいと思いますが、まずはいまおっしゃった、なんといっても衆議院議員の選挙がありましたね。 ミキオ/重大ニュース、自分で考えるとやっぱり一番は衆議院選挙。 6回目の当選をさせていただきましたんで、そういう意味では私からするとほんとに新たなチャンスをいただいたから、このチャンスを活かして沖縄の一つ一つの問題、特に基地問題ね、解決したいなというふうに思っています。 私は馬毛島というものに命をかけてるんで、馬毛島ができて訓練が行えるようになれば、沖縄の普天間とか嘉手納の軽減、岩国や三沢なんかの軽減が行われると思ってるんで、やっぱり一番地域の人たちが心配するのは、訓練の最中に事故が起こらないかということなんで、そういう意味では馬毛島で、周りに人が誰もいないというところで練習するというのは、米軍も落ちることはない、努力をしていると思いますが、安心だというふうに思います。 今回、いろんな事故がありましたね。 重大ニュースでも5つぐらいはこれに尽きるみたいなところがありますが、この1年半でオスプレイが落ちたり、CH-53が落ちたり、普天間小学校に窓枠が落ちたり、また幼稚園にも米軍のものと思われるものが落ちたり、そして殺人の事件があったり、飲酒運転があったり、それも私は殺人に近いようなことだと思ってますから、そしてやっぱりこの飲酒運転がまた見つかったりということの繰り返しなんですね。 私がいつも思うのは、機械の構造上の問題が指摘されたら安心なんですよね。 ひろみ/機械はまだ安心。 ミキオ/安心。 だけど、人的ミスという言葉で解決されるのが一番怖いわけよ。 人的ミスって怖くない? ひろみ/人的ですから人がやったってことですもんね。 ミキオ/人の質の低下が一番怖いんですよ。 これ穿った見方ですよ。 ひろみ/ええ。 ミキオ/なんであの場所で窓枠を外すことをするの。 これ間違った人から見たら意図的に落としたんじゃないかと思う人いるよね。 ひろみ/怖いですよね。 ミキオ/だってそうでしょ? あのときで、あれで、窓枠でレバーを上げて枠を外そうって、なんでするのかね。 ひろみ/いやいや、人的って言われると怖いですね。 ミキオ/だからこの人的ミスで、飛行機を再開しますとアメリカが言うでしょ、日本政府がオッケーって、このほうが怖いと思わない? この人がどういう心理状態で、どういう環境の中で窓枠を外したのか。 それが構造じゃないっていうんでしょ? ひろみ/ということはそうなっちゃうわけですよね。 ミキオ/ねじが緩んでいたわけでもなければ、何かが、検査が不備だったわけでもなくて、人的ミスで失敗だというと、えーって思わない? ひろみ/たしかに言われてみると、人がやったって言うと、なぜやったと、意図的なのかとかそう思っちゃいますもんね。 ミキオ/それはそうです。 あれは人的ミスで落ちないやつなんですよ。 というとこなんかを考えたときに、飛行を再開するんだったら人的ミスが起こらないような研修制度とか新たなチェック体制とか、どうなったかって発表しない。 ひろみ/その後はもう、飛行が、またそのまま。 ミキオ/そこがやっぱ、問題だなというふうに思いますね。 2つ目は、私の娘が就職したこと。2017年の重大ニュース〜娘の就職
ひろみ/おめでとうございます。 お父さんとしてはもう、娘さんの就職。 ミキオ/やっぱり、お父さんは普通これが一番目にくるんだけど、政治家・下地ミキオだから、基地の問題の、事故が一番目にくるってことが。 ひろみ/それは政治家としてのね、一番は。 ミキオ/いや、だけど2番目に挙げとかなきゃいけないね。 ひろみ/お嬢さん、ね。 ミキオ/うちの家族がいつも怒るんですよ。 あんたは子育てしてない。 子どものこと悩んでない。 沖縄とか日本だとか大きなことを言う前にしっかりと子育てしてからやりなさいよと。 ひろみ/素晴らしい家族ですね。 ミキオ/しかし、話が飛びますけど、この前すっごくいい話聞きましたね。 ひろみ/はい。 ミキオ/茅原南龍先生って知ってますか? ひろみ/ええ、書の先生ですね。 ミキオ/はい。 話したんですよ。 そしたら茅原南龍先生がこう言うんですよね。 ミキオさん、今書家を目指している子どもの中でも、実用書をおろそかにしている人がいると。 ひろみ/実用書。 ミキオ/実用書というのは、ミキオさん、これはメモを取るとか、ハガキを書くとか、手紙を書くとか、人に何かを気持ちを伝えるとか、手紙以外でちょっとしたものだったら、それを書家なのに、スマホを使ってメールで送るやつがいると。 ひろみ/なるほど、確かに。 ミキオ/そしてこの子は、展示会でどんなにいい字を書くかって悩んでいると。 違うんだと。 普段からの実用書を書いてないと展示会のいい字が生まれないんですよと。 普段はメールを使ってて、実用書をやらないでおいて、展示会にいい字が書けるわけないじゃないですかと。 重くありませんか? ひろみ/おっしゃるとおりですね、足下大切ですもの。 ミキオ/そう。 だから私はそこを、先週も言ったかもしれませんが、政治もそうなんです。 世界を変える、日本を変えるとかと言うけど、細かいところまで見配り、気配り、人の悩みに入ってこない人で、変えられないよと。 先生に頭をがつんと叩かれたような思いでしたね。 ひろみ/ほんとに小さいところも、大きいのも見るという、その2つの目を持たなきゃいけないわけですね。 ミキオ/だから、本村ひろみさんも、アナウンサーとしての、おしゃべり業ですね。 ひろみ/はい、そうですね。 ミキオ/業、業務の業、業ですよ。 おしゃべり道とも言われますね、空手道みたいな。 そのときの人たちが、普段からの言葉の使い方とか発音とかが、普段はべらんめえ調でしゃべってて、結婚式だとか式典にやってうまくいかないと言っているのと同じ。 ひろみ/ほんとにおっしゃるとおりです。 普段の言葉遣い、そのまんまマイクに乗っちゃうんですよ。 ミキオ/ですよね。 ひろみ/そうです。 ミキオ/そこが私は大事だというふうに思いました。 だから何が言いたいかと言ったら、普段から家族のことをしてないと。 ひろみ/よっぽど家族に何か言われたのか、いやでも、家族があっての今の元気に仕事ができるミキオさんですからね。 ミキオ/うちの家内が言ってる、誕生日だか何かの日だけごはん食べますなんていうのは、あんた甘いんだよとか言われているということを言いたいだけなんですけどね。 ひろみ/でも、クリスマスも家族で楽しく乾杯をされたかもしれませんので、どうぞ来年も引き続き家族サービスもなさってください。 ミキオ/その横には本村さんをはじめ、5人がいましたので、家族だけではありません。 ひろみ/みんな家族ですね。 ミキオ/そうです。 ひろみ/ここで1曲、お届けしましょう。 レミオロメンで「ありがとう」 ♪ レミオロメン/ありがとう ♪2017年の重大ニュース〜日系4世をもっと日本へ
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。 ミキオさんの2017重大ニュースということでお届けしておりますが、続いてはどういった話題でしょう。 ミキオ/日系人の皆さんが、4世まで日本人と同じ立場になるというようなことが今度スタートすることになりました。 ことしの2月に私が安倍総理に質問してから、来年の3月に決まることになりましたんで、1年間でここまで政策仕上げましたね。 ひろみ/すごい成果です。 ミキオ/そういう意味においてはものすごく大きな成果をつくりあげたのかなというふうに思います。 私もいろんな政策やりましたよ。 沖縄で言えば、中国からこられた方が沖縄に1泊してそれから東京に行ったらノービザ制度が3年間あるとかね、こういう制度的な政策、着陸料を減免するとかね、やってきたんですけど、この政策は私が、これやったぞミキオ、偉いぞミキオと自分で言えるような。 ひろみ/4世の皆さんも、ほんとにうれしいと思います。 ミキオ/これは大きなスタートが切れるかなと。 僕は、日系社会とのものすごくコミュニケーションを大事にしている政治家なんで、そういうような意味ではこの制度はことしの大当たりの一つかなというふうに思いますね。 ひろみ/来年からは続々と4世の皆さんもいらっしゃって、日本で大きな力を発揮してほしいですね。2017年の重大ニュース〜高速道路の延伸実現・公園の充実
ミキオ/そうですね。 あとは高速道路が今度、名護の伊佐まで延びます。 今までは許田まででした。 6カ所、インターも今度は***になりましたから。 これも下地ミキオ提案した。 ひろみ/すごいこれはありがたいですね。 ミキオ/これ大きいでしょ。 ひろみ/大きいですね。 ミキオ/だからそういうふうな意味においては、この政策も、今もう、許田降りてからがものすごく混みますからね。 ひろみ/そうなんです、渋滞なんですよ。 ミキオ/そういう意味ではこれもいい政策をやったというふうに思います。 これもいろんな方々の意見を聞いてできることなんで、これをやらせていただいたというようなところがありますね。 ひろみ/あと、公園なども新しく、観光の皆さんにとっての公園も。 ミキオ/今新しい制度がいろいろとできあがってきて、公園でも野菜(?)をつくることができるとか、公園に喫茶店をつくることができるとか、いろんなことができてるんで、この制度なんかを使ってうみそら公園にね、まだまだだけどこれ、ちゃちなんですよね。 3オン3のゴールを1個置いただけしかできてない。 そういうことをちょっとやっていきたいというふうに思ってて、この前ブラジル行ったらもう、海の近くの使い方がうまいんだよね。 ひろみ/きっとダイナミックに使わないとだめですね。 ミキオ/それで、夕日が落ちるところだったらもう、市民がわーっと来て、最後の6時頃から7時頃まで暗くなるところをみんなで楽しんで帰るみたいな。 ひろみ/素敵な思い出になりますからね。 ミキオ/うちも、うみそら公園の近くなんかそうできるところじゃない? ひろみ/もうまさに、日が沈む、あの瞬間見えますから。 ミキオ/そこがちゃんと使われてない。 そういうことをやっぱちょっと考えるべきなのかなと思います。 ひろみ/そして、このあと那覇空港のほう、ボーディングブリッジの増設、そして駐車場が増設されていくという、これもうれしいですね。 ミキオ/今駐車場がないもんですからね。 今度1階は職員駐車場、シーメンズクラブのところに移しておいて、そこのところでまた大きな駐車場を、これも僕提案させていただいて、やらせていただいてますから。 ひろみ/いつも混んでますから、あの辺はスムーズに流れてほしいですね。 ミキオ/頑張ってこれもやりたいというふうに思います。2017年の重大ニュース〜犬猫殺処分ゼロへの取り組み
ひろみ/そしてもう一つ、これは私、ぜひやってほしい、殺処分ゼロへの取り組み、どんどん進めてほしいです。 ミキオ/殺処分ゼロへの取り組みは、私のほんとの政治課題として。 今、大宜見でこうやって集められた犬たちを集めて、ちゃんとして里親を探すというのと、ペットを好きな人たちが集まって、ドッグランとか、にゃんこランとかつくって、そこで金、土、大宜見で1泊できるように、過ごせるようなもの。 そしてそこに来年、私の犬が警察犬なんですけど、これがこの前優勝しまして、来年の沖縄グラフの表紙を飾るんですよ。 ひろみ/名前出していいですか、フウマ君。 ミキオ/はい、フウマ。 ひろみ/フウマ君おめでとうございます。 ミキオ/ありがとうございます。 ひろみ/お父さんとして嬉しい限りですね。 ミキオ/いやー、よくやったという感じですけどね。 ひろみ/優秀ですね、フウマ君は。 ミキオ/優秀なんですが親父と一緒で落ち着きがないんですよね。 ひろみ/でも警察犬って素晴らしいですよね。 ミキオ/先生がしっかり教えていただいているから大丈夫なんですけどね。 しかし頑張って。 頑張って仕事をして7歳か8歳ぐらいまでやったら、また今度僕のところに帰ってきて一緒に最後まで暮らすと。 ひろみ/そうなんですか、それ嬉しいですね、老後はゆっくりとみたいな。 ミキオ/老後はわが家で一緒に寝ると。 ひろみ/今はかわいいかゆ子ちゃんもいて、ネコちゃんも。 ミキオ/いやがってますけどね、寝ようとすると。 ひろみ/ほんとにアットホームな、動物にも愛されている家族になっていいですね。 ミキオ/うーっとかって言ってるよ、顔を俺がキスしようとすると、シェパードのフウマ君はうーっとか言って、頼むやめてくれみたいな。 ひろみ/ネコちゃんも好き嫌いもあったのかもしれませんが、それでも沖縄グラフの表紙を飾るという、フウマ君、ぜひ楽しみにしたいと思います。 ではここで1曲お届けしたいと思います。 FUNKY MONKEY BABYSで「ありがとう」 ♪ FUNKY MONKEY BABYS/ありがとう ♪2017年世界の重大ニュース〜世界のリーダー達
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。 2017年振り返って、今度は世界の重大ニュース、ミキオさんからピックアップしていただきましょう。 ミキオ/トランプ。 ひろみ/トランプさんですね、やっぱりなんといってもアメリカの大統領。 ミキオ/いや、この人は普通じゃないね。 普通じゃない人ばかりがトップに。 北朝鮮のお坊ちゃま。 ひろみ/ちょっと個性が強い方ばかりがトップにいますね。 ミキオ/中国の習様、フィリピンのドゥテルテ様。 ほんとに規格外だね。 ひろみ/これ時代の流れですかね。 ミキオ/何が時代を、あの人たちを選ぶんでしょうね。 やっぱ相当なものだよね。 右寄りとか左寄りとかいう選び方じゃないわけよ、右翼とか左翼とかじゃなくて。 何か変えてくれと思ってるんでしょうね。 ひろみ/その願いがあの強さを選ぶんですかね。 ミキオ/そうでしょうね。 ものが強くて芯が強くて、なんかそれで変えられるんじゃないかという。 おもしろい、期待感じゃないですか。 ひろみ/でもなんか怖いですよね、この方たち。 ミキオ/怖いね。 ひろみ/一般の人から見ると。 ミキオ/そう。 やっぱ、あの北朝鮮の、アメリカと戦おうとする姿勢を崩さないところなんかも、本人は悩んでるかもしれないけど、やっぱ強いよね。 外に出るのも怖いはずよ、衛星に映っているから。 ひろみ/確かに。 自分も狙われるかも。 ミキオ/いや、狙われてますよ。 全ての衛星がこの方の周りを探しているはずだから。 ひろみ/そういう状態、なんかうまく打開しないんですかね。 ミキオ/やっぱ外交でしょ、外交。 僕は圧力の最大の局面とかって言うけど、そう思わないんですよね、僕は。 そう育て上げたのは日本だと思うんですよ。 やっぱちゃんと外交してないから。 あの国を押さえられるのは中国。 中国と日本の外交が上手くいかないとこうなっちゃうんですよね。 ひろみ/そういう国の間の関係なんですね。 ミキオ/そう、副作用ですね。 北朝鮮がこうなった背景というのは、日本と韓国と、日本と中国が外交的にうまくいかなかったらそういう副作用が出てきて、これが取り返しのつかないところに近づいているという感じなんです。 だから、やっぱり外交を丁寧にやっていかないといけないですね。 ひろみ/2018年の外交もまだまだこれは目が離せない。 ますます目が離せないという感じがいたしますね。 あとロシアゲート。 ミキオ/これは、なかなか呼びにくい、わかりにくいけど、プーチンさんがオバマさんを、ヒラリーさんを最大限に嫌っていたことは確かで、トランプさんの周りにはロシアとの関係の、深いビジネスをやられている方々が多い、国務大臣とかですね。 そういうふうな中においてはトランプさんに勝ってもらいたいという意識があったことだけは間違いないんで、それがどこまで食い込んだ支援とか、関係があったのかというところが見にくい。 ひろみ/わかりにくいですね。 ミキオ/世界が動くんですけど、僕は今やっぱり世界は今二極化し始めているという、中国かアメリカかという。 そういうふうなことを、5年前は私、中国が、太平洋を分けようよとアメリカに言ったと。太平洋大きいから、日本から向こうはアメリカで、日本入れたこっちは中国だと、こいつらバカなことを言ってるんじゃないよと思っていたんだけど、この、あまりにも巨大になるスピードが速すぎて。 しかもそれがITにおいても、AIにおいても、製造業においてもすべてにおいて、あいつら絶対いいものつくれないよと言っていたものではない時代に来ているわけ、もう。 世界の企業の中でも優秀なうちに入ってきているわけですよ。 電気自動車も中国が最先端にいく可能性がある。 ひろみ/そうなんですか。 ミキオ/今製造業なんかでも年間の投資金額460兆円って。 ひろみ/うわ、もう桁が違いますね。 ミキオ/昔は製造業といったら日本って言ってたでしょ。 ひろみ/はい。 ミキオ/日本いくらだと思う? 60兆円ですよ。 ひろみ/60。 ミキオ/それで東芝がこうなり、もうほんとに日本の企業が惨憺たるものになってるよね。 ひろみ/ことしの製造業の世界は大変なことになってますからね。 ミキオ/だからそういうようなもの。 いろんな企業の問題が発生するみたいな。 どうしますかね。 だからこれ、トップのおもしろいやつを育てないといかんね。 ひろみ/これは日本でももうそういう時代がやってこないといけないという。 ミキオ/アメリカがこうやって新たな雇用を生み出すものの70%が移民か、移民の子どもがCEOになっている会社。 ノーベル平和賞をもらっている人の4割が移民か、移民の2世の子ども。 大きい順から言っても30%、40%近くが移民の会社が多くなってきてる。 やっぱ、ハングリーの中から生まれてきてるんですよね。 ひろみ/違う背景が強いですね。 ミキオ/やっぱこのハングリーの中から生まれてくる子どもをどう、何かその中の、1%のやつに世界を引っ張る人が出てこないかなと思うわけ。 だから中間層ってよく日本で言うじゃないですか、やっぱ中間層の子どもは無理なんですよ、もう。 親がしっかりしすぎて、親が学校を出していると。 そういうふうな子どもからは世界を動かすのは出てこないと思うよ。 中間層でまあまあ親がしっかり頑張って子どもを育てて塾に行かせて、東大には入れるかもしれないけど、そこから世界を突き抜けてくるという。 ひろみ/リーダーの資質というのがハングリーから生まれやすいということですかね。 ミキオ/リーダーというか、人をまとめるかまとめないかは、エジソンですよ、エジソン。 ひろみ/天才。 ミキオ/天才的な人というのはこのハングリーからしか出てこないんじゃないかと思うよ。 やっぱり移民を見てたらそう思うよね。 こんな生活から抜け出したいという。 ひろみ/強い思いが動かしているんでしょうから。 ミキオ/お父さんが酒飲みで、お母さんがギャンブル好きで、家がどうしようもなくて、貧しくてという中からひねくれるか、この中から俺は親父やお袋みたいにならなくて、俺は世界一になってやろうという子どもたちが生まれてきて。 ひろみ/革命を起こすみたいな。 ミキオ/そう。 何か、そういうふうなものだよね。 ひろみ/そうですね。 ミキオ/この貧困という言葉、うまく言えないけど、それに光を当てて、その貧困を解決するだけじゃなくて、この光を当てた子どもの中からハングリーなやつが生まれて、リーダーになるみたいな。 ひろみ/そういう改革者といいますか、引っ張っていくすごい人材が出てくるといいですね。 ミキオ/そこがもう意志が強い人じゃないとだめなんだよ。 こういう子どもをどうやって引っ張り出すのかな。 ひろみ/また、原石を見つけるというところですよね。 ミキオ/そうなんですよ、原石。 原石は、悪いけど中間層の子どもにはいないと思うよ。 ラジオをお聞きの皆さんは怒るかもしれないけど、だけど原石ってこんなもんじゃないから。 ジョブズとかさ、あれも移民じゃないですか。 ひろみ/ほんとですよね。 ジョブズも悲しい運命をたどって、でもすごいことを成し遂げたわけですからね。 ミキオ/だからそこなんですよね。 だけどそこに教育体制をうまくしていったらそれから天才が育つかといったら育たないと。 教育体制をうまくすることは、国家としての品格や資質を強くすることはできるけど、国家そのものを変える人にはならないということよね。 ひろみ/こういう激動の時代だからこそそういうふうに思ってしまいますね、特に。2017年世界の重大ニュース〜日系人がこれからのカギに
ミキオ/僕が一番期待しているのは日系人なんです。 ひろみ/日系人。 ミキオ/日系人は苦しみながら移民した。 向こうで1世も2世も、ほんとに手が腫れるまでクワを持って畑を耕して今があるわけよね。 こういう苦労の中から生まれた子どもの4世、これに天才が生まれないかなと。 だから今回のノーベル文学賞の。 ひろみ/カズオ・イシグロさんね。 ミキオ/あの文章なんかも移民の子どもであることの力強さがあるんじゃない? ひろみ/そうですね。 ミキオ/今、ひろみさん、日系和食って有名だって知ってる? ひろみ/日系和食、なんでしょう? ミキオ/普通、和食って言うでしょ? ひろみ/はい。 ミキオ/日系の人がブラジル行って、ペルー行って、和食食べたいんだけど、素材がないさ、和食の。 それを、日本の和食に見立てて、向こうの食材を使って和食をつくったわけですよ。 ひろみ/ああ、豆腐とかですか? ミキオ/そう、豆腐もないから、豆腐に似たようなものを、チーズをやりながら豆腐と言われるようなものにしたんだろうね。 これが今世界のミシュランの中でも、ほんとに上位が日系和食なんですよ。 ひろみ/おもしろいですね。 ミキオ/和食じゃないんですよ。 Nobuって料理屋なんかもあるじゃないですか、ニューヨークの。 あれもお醤油で刺身食べないじゃないですか。 ラー油みたいなものとか、ドレッシングでお刺身食べるとか、えーっとか言ってるものが今もう流行ってるじゃないですか。 ひろみ/わからないものですね。 ミキオ/だからそこなんです。 そこの苦労からくる発想が日系和食をつくりだして世界に貢献する、ここなんですよ。 ひろみ/発想が違うんですね。 ミキオ/それをやっぱり、つくりだす、素材つくらんといかんよね。 具志堅用高だよ。 ひろみ/すごいです、確かにバイタリティーですね。 ミキオ/石垣のほんとに貧しいところから出てきて、世界をあれだけ、制覇して連勝していくという。 あのハングリーさですよね。 ひろみ/あのハングリーさはすごいですもんね。 ミキオ/これこれ、これがほしいんだ。 これをつくるのが僕の仕事。 だから僕は日系4世を、今度話したように日本人と同じ扱いにするといって、この子どもたちが日本に来て日本を変えることができないかなと思っているわけよ。 新しい発想で。 ひろみ/2018年はいろんなことで、また新しい芽が吹き始めるんでしょうね。 ミキオ/いきましょう、頑張りましょう。 ひろみ/ここで1曲、お届けしましょう。 DREAMS COME TRUEで「サンキュ」 ♪ DREAMS COME TRUE/サンキュ ♪2017年沖縄の重大ニュース〜沖縄のポテンシャルをもっと前へ
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。 ほんとに2017年振り返るといろんなことが世の中あったわけですけど、まず沖縄に目線を向けまして。 ミキオ/安室奈美恵さんの引退。 ひろみ/いや、もうほんとに。 ミキオ/比嘉大吾がチャンピオンになると、なかなか***。 先ほどから申し上げている沖縄のすごさを出していくという、素地はあるよね。 経済もよくなってきたけど、その中で沖縄が埋もれないようにしないといかんね。 ひろみ/沖縄、埋もれてしまわないように。 ミキオ/個性を出し切れるか、ずっと。 あれだけ世界の資本が来て沖縄でホテルをつくって、沖縄以外の人が多くなってきても、沖縄の個性に跪く、沖縄の歴史に跪くような、そういうふうな外からのエネルギーの人たちが思うような、やっぱりここはすばらしいところだと。 ひろみ/こっちがイニシアティブを取るわけですよね。 ミキオ/そう。 沖縄がこの新しい大資本のホテルについていくんじゃなくて、彼ら(?)がいつもユタを使うとか。 ユタの言うとおりやらんとだめだよとか。 ひろみ/それはおもしろいですね。 ミキオ/そうさ。 何かあるときはユタにお祓いをしてもらうとか、後ろで拝んでいるのはみんなアメリカ人だったとか。 ひろみ/でもそれ、沖縄の伝統、風習に則ってというのは大切ですよね。 ミキオ/そうそう。 だからそこに導き出さないと沖縄がよくならないわけよ。 僕はそう思うんですよね。 基地問題なんかもね、そこのところを目指していく中ではやっぱ解決していかなきゃいけないね。 ひろみ/未来は明るいですね、まだまだ。 ミキオ/いや、まだまだおもしろい。 沖縄のやる気次第でいろんなものが出てくるよ。エンディング
ひろみ/2018年に向けて、2017年を振り返るだけでも未来がまだまだいっぱい、いろいろあるぞという気になってきましたが、この番組ももう少しでお時間、いよいよ締めくくりということで、ミキオさんの振り返っての思いを3分ぐらい伝えていただきたいと思います。 ミキオ/やっぱりこの選挙を生き延びたこと。 465番、最後の最後で生き延びたこと。 この生き延びた意味を自分でいつでもかみしめながら、安倍さんみたいに開票する前に当選する3代目の政治家も日本の政治家。 私みたいにぎりぎりでとおるのも日本の同じ政治家。 だからこの違いの中で、安倍政治と下地ミキオの政治の違いを出して国民を納得させられるような。 彼に追随する政治が下地ミキオではない。 彼が下地ミキオの意見に耳を傾ける、この4世でやったみたいにね。 馬毛島の提案をやっているみたいに。 そういうふうなことをやっていくような存在感を示していきたいと思いますね。 ひろみ/2018年も下地ミキオさんらしさの個性を出しながら前進していく。 ミキオ/そう。 やっぱり個性を出さないミキオはおもしろくないよね。 ひろみ/はい。 ミキオ/よくまあ3年前知事選にも出たでしょ。 無謀だと思うでしょ、自民党を辞めたり。 この無謀がちょっとなくなってきてるからだめなんですよね。 ひろみ/いえいえ、無謀をまた何か復活させようということはないと思いますけど。 ミキオ/無謀をやりましょう。 沖縄県民のための無謀。 ひろみ/無謀と言いますか、ミキオさん、やんちゃでありながらもちゃんと、ちゃんと押さえていくという感じで。 やんちゃで、ぜひ。 ミキオ/はい。 ひろみ/無謀は怖いので、やんちゃぐらいで頑張っていただきたいと思います。 ミキオ/わかりました。 来年はやんちゃを超えて無謀で。 ひろみ/来年の1回目の放送ではぜひことしの一文字も発表してくださいね。 ミキオ/わかりました。 ひろみ/あっという間のお時間でした。 ことしもラジオを聞いてくださった大勢のリスナーの皆さん、ありがとうございました。 きょうはこの曲を聴きながら皆様とお別れとなります。 ご案内は、本村ひろみでした。 そしてメインパーソナリティーは。 ミキオ/下地ミキオでした。 ありがとうございました。 ひろみ/お届けしましょう。 井上陽水で「ありがとう」 ♪ 井上陽水/ありがとう ♪]]>
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