日時:平成28年6月16日(木) 20:00-20:55
場所:FM21
【オープニング】
ひろみ/皆さん、こんばんは。本村ひろみです。さあ、この時間から、1時間たっぷりと、ミキオポスト OnRadioお届けしてまいりたいと思います。
今週も、スペシャルゲストを、お迎えしております。どうぞ、番組最後まで、お付き合いいただきましょう。
ゲストは、下地志緒さんです。志緒さんよろしくお願いします。
志緒/よろしくお願いします。
ひろみ/もう暑くて暑くて、毎日大変ですけれども、いかがお過ごしですか。
志緒/大変ですね。もう本当に、日中は日差しをよけて、気をつけております。
ひろみ/日焼け止め必要ですよね、この時期は。
志緒/そうですね。若干厚塗りになりながら、何度も。
ひろみ/でも、もともと色白でいらっしゃるので。
志緒/そうですね。でもね、白いとシミが目立つんですよね。
ひろみ/女性にとっては、いろんな悩みがありますが、きょうはもうひと方、すてきな女性の方をお迎えしますので、このあとも、ぜひラジオお聞きください。
この番組は、北部地域はFMもとぶ、中部地域はFM21、南部地域はFMレキオ、そしてFMくめじまの4局ネットでお届けしています。また、インターネットでは、世界中の皆さんに配信をしております。
そしてきょうも、リアルタイムで文字情報を発信しております。ぜひサイト、ミキオポストのトップページからごらんください。
ミキオポスト OnRadio、6月16日、きょうの1曲目はこの懐かしい歌です。バンバンで、「いちご白書」をもう一度。
♪ バンバン/「いちご白書」をもう一度 ♪
【ゲスト:下地千代美さん】
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
今週のスペシャルゲストは、まず下地志緒さんです。志緒さんよろしくお願いします。
志緒/よろしくお願いします。
ひろみ/もう2週前に出ていますので、レギュラーといってもいいと思います。
志緒/いえいえ、もう恐縮です。
ひろみ/いや、ほんとにね、最初この番組立ち上げのときは、志緒さんも定期的に出るという、私はその心づもりだったんですけど、なかなかお忙しくて、タイミング合わなくて。
志緒/はい。
ひろみ/きょうはすてきな、もう1人女性の方を、お迎えしているんですけれども、ご紹介していただいていいですか。
志緒/はい。私とはですね、嫁姉妹というか、嫁同士になりますけれども、私以上にミキオの全てを知っている、姉になりますが、兄嫁ですね。
ひろみ/兄嫁。
志緒/はい。下地千代美さんです。
ひろみ/千代美さん、きょうは来てくださって、ありがとうございます。
千代美/よろしくお願いいたします。
ひろみ/なんか楚々とした、とても柔らかい雰囲気のお姉様でいらっしゃいますね。
志緒/はい。とっても優しくて、もう兄妹たちは皆姉を信頼して、頼っております。
ひろみ/ちなみにお姉さんからすると、ミキオさん、最初にあったというのは、もうだいぶ前ですよね。
千代美/そうですね。もう結婚して38年になりますので、もう結婚当初、同居していましたので、両親と。ミキオがちょうど高校1年生で、野球少年だった頃ですね。
ひろみ/高校1年生のときのミキオさん、どんな印象だったんでしょう。
千代美/明るくて、元気で、今と同じような感じですが、すごくリーダーシップのあるような子で、後輩がみんな慕ってくるような、そういう子でしたね。
ひろみ/そうなんですか。志緒さん、実家のほうっていうとね、野球場がすごく近いんだそうですね。
志緒/そうなんですよね。宮古高校のね、野球場が目の前でしたよね。
千代美/そうです。野球場が向かいなので、しょっちゅうお水もらいに来たり、何か早朝練習があったんですけれど、朝6時からの練習のために、ミキオは毎朝5時起床で。
もう昔から早起きで。5時起床で。
ひろみ/昔から早起きで。
千代美/そうなんです。シャワー入ってもう、すぐ練習に行くのですが、その前に部員たちが、みんなうちに来て、食事をしていましたね。私は母の手伝いだったのですが、本当に皆さんよく食べるので、もうすごかったですよ。
ひろみ/お嫁さんに行って、もう高校生の、まず球児のご飯を、朝食作るというのは予定になかったと思いますけれど、大変でしたね。
千代美/いやいや、作るのは母なので、私はもう、そばで。
ひろみ/お給仕したりとか。
千代美/そうです、そうです。
ひろみ/いや、こんな話聞いたことは、たぶんあったと思うんですけれど、学生時代のミキオさん。
志緒/そうですね。出会わないでよかった。
ひろみ/志緒さん、今でも似たような感じなんでしょう、きっと。
志緒/一緒ですね。
ひろみ/お友達、わーって引き連れて。
志緒/まったく今も同じように、やはりたくさん人をお招きして、自分の手料理、またはお食事を差し上げるのが大好きですね。
ひろみ/その頃からの、ミキオさんの好物って何だったんですか。
千代美/そんなに好き嫌いがあるほうではないので、まあでも若いから、お肉のほうが多かったですかね。
ひろみ/やっぱりお肉が大好きなんですね。
千代美/ポークが好きじゃない?お豆腐大好きでね。
ひろみ/お豆腐、えー、そうなんですか。
千代美/ヘチマのみそ煮とか、コロッケとか、母が料理上手だったので、もうよくリクエストして。
ひろみ/ポーク、お肉、豚肉のほうがお好きなんですね。牛かと思ったら、豚肉なんですね。
千代美/でも、まあ昔は豚肉が主流でしたから、当時は。牛肉も大好きだったとは思うんですけれども。でも、すごく、何でも食べるので、とても私としては助かりましたね。
ひろみ/へー。もうお嫁さんといって、その自宅で2年もご一緒に兄弟もいるって、賑やかだったでしょうね。
千代美/すごかったですよ、本当に。
ひろみ/その頃、人数で何人ぐらい一緒に住んでいたんですか。
千代美/そうですね、両親、ミキオ、もう1人ミキオの上の姉と、主人と、私と、私の娘と7人ですかね。
ひろみ/これ、ご飯のこと考えるだけでも、志緒さん、嫁としても大変ですね。
志緒/はい。尊敬します。
千代美/いやいや。
ひろみ/尊敬しますね。でも、その2年間って、すごく思い出に残っているんじゃないですか。
千代美/そうですね。もう、野球場のあれも、たくさん思い出あるんですけれど、年末の大掃除のときに、私はすごく印象に、今でも残っているのは、人数できょうはここは誰の当番みたいな感じでお掃除していたんですけれど、私はあんまり体が丈夫じゃないので、すぐ息ふいて疲れたりしていたんですけれど、ミキオがよく、姉さん、姉さんの分も俺がやるよって言って、すごく手伝ってくれたんですよ。私、とっても助かって、今でもあれはすごく嬉しかったですね。
ひろみ/本当に家族思い、そして優しいミキオさんですね。
千代美/そうなんですよね。何でも嫌がらずにやるので、お皿運ぶのも、父が男にも女にも平等に、お皿洗いでも何でも手が空いている人がやればいいというふうで、うち、お客さんが多かったので、みんなで運んで、みんなでお皿洗いして、みんなでお掃除してっていう感じで。
ひろみ/そうなんですか。お嫁さん同士としては、やっぱり昔の話を聞いたり。
志緒さん、嫁いだときはいろいろお姉様から習うことが多かったんですか。
志緒/はい。いろんな話を聞かせてくださっていましたね。
また行事ごとに、お盆とかいろんな行事ごとに、家族一同集まると、本当今や20名、30名、たくさん集まるので、お料理から片付けからみんな一緒にわきあいあいと、仲良く賑やかに。
ひろみ/楽しそうで、賑やかですね。
千代美/でも、志緒さんがお嫁に来るときに、私結婚して15年目だったんです。とっても嬉しかったですよ。本当に。
ひろみ/嫁が来てくれたって。
志緒/ありがとうございます。
千代美/もう嬉しくて、それでまたすごく、すらっとしてきれいなお嬢さんだったので。
志緒/ちょっとほめすぎじゃないですか。
千代美/いやいや、本当に。
ひろみ/それはちょっと聞きたいところですけれど、今からもう何年前になるんですか。
志緒/24年前ですかね。それぐらいになりますね。
ひろみ/志緒さんを、ミキオさんが家族のみんなに紹介したときっていうのは、どんな感じだったんでしょう?
千代美/もうね、あした連れてくるという話を聞いていたので、うちの子どもたちも、兄妹の子どもたちもみんなわくわくして、どんな人が来るんだろうっていって、楽しみに待っていたんです。
そして、私は髪の長い人をイメージしていたんですけれども、ショートカットでね。
ちょっと前に切りましたって話していたんですけれども、さわやかな、すごく、なんていうんでしょう。まったくいばらない、すごく気取りのない、優しい明るいお嬢さんで、もうみんなで大喜びしました。
ひろみ/目に浮かぶようです、それ。
志緒/ちょっと褒めすぎじゃない?千代美姉さん。
ひろみ/本人そばにするとね、やっぱあれですけれど、きっとこのさわやかな感じで、みんな嬉しかったでしょうね。
千代美/そうなんです。だから、弟に、ミキオに、いい人を連れてきたねって、私思わず言いましたね。
ひろみ/もうミキオさんの一目惚れでという、積極的なアプローチもあってと伺っておりますので、これはみんな期待が、たぶん高まっていたでしょうね。志緒さんとしても緊張があったんですか。
志緒/もう緊張ですね。
ひろみ/家族に会わせるというのは。
志緒/そうですね。やっぱり母が方言を。
千代美/そうね、あれを聞き取れるかなって心配していたんですけど。
志緒/全く分からなくてですね、ずっと笑っているしかなくてですね。何てお母さん言っているのかなと思いながら、これはいいことなのか、悪いことなのかわからないけれども、ただ笑っていたという、そういう感じでした。
ひろみ/ずっと、じゃあお母さんは、いわゆるミャークフツというか、宮古の言葉で対応して。標準語っていっても難しいですもんね、これ方言なのかね、何なのかわからないみたいな。
千代美/そう。でも、何かわかっているような、対応がうまかったので。
ひろみ/きっとね、心で通じたとは思うんですけれど、志緒さん、それ以前のお仕事もやはりこう、皆さんと接客することをメインとする、キャビンアテンダントでいらっしゃって。
志緒/そうです。
ひろみ/やはりちょっとこう、対応とかもていねいにされたんじゃないかなと思いますよ。
志緒/いえいえ、でも何かほんとに夫、ミキオさんと知り合って、どうしようかなと思い悩んだことがあったんですが、宮古島に行って家族にお会いして、両親と兄弟に会ったときに、やっぱり、あ、この人だったら大丈夫と、そのときに決めましたね。
ひろみ/家族の印象は大切ですもんね。
千代美/本当によかったです。
志緒/両親もとても素朴で、愛情深い両親でしたし、兄妹も、千代美姉さんがほんとにいつも私をこう、心配してくださる。お姉さんたち皆心配してくださったんですけれども、やっぱり兄妹が優しく見守ってくださったりしたので、それで決めましたね、あのときは。
ひろみ/きょうは何かいつにも増して、聞けない話を伺っている感じがいたします。引き続きこの後も、ミキオさんの昔の懐かしいお話を伺っていきます。
ここで1曲お届けしましょう。きょうは千代美お姉さんも、リアルタイムで大好きだった曲を選んでいるかと思います。チューリップ聴いていました?
千代美/主人の大好きな曲で。
ひろみ/よかったです。お届けいたしましょう。「心の旅」。
♪ チューリップ/心の旅 ♪
【下地家の家風について】
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
今週番組を聴いてくださっている皆さんは、聴けて良かったというタイミングだと思います。
ゲストは下地志緒さん、そしてお姉様の下地千代美さんです。よろしくお願いいたします。
志緒/よろしくお願いします。
千代美/よろしくお願いします。
ひろみ/お嫁さん同士トークというのも、とても楽しみなんですけれども、やはり実際に下地家に嫁がれて、お姉様から伺いましょうね。がらっと味とか、あ、こういう家風があるお家なんだなという印象はありますか。
千代美/私はお料理があまり得意ではなかったので、母がするのをじーっと見て、それで、ダイナミックなんですよ、お料理が。
ひろみ/ミキオさんと一緒ですね。
志緒/まったく似てますね、料理のしかたが。
千代美/もうすごいんですよ。はんぱない分量で、何でもダイナミックに作るので、もう私は目がまん丸になってしまって、それで食べる分量も、お皿に盛る分量もすごいので、これ、どうやって食べようってどきどきしながら、ほんとに何とか。
ひろみ/残してもいけないかなと思いますもんね。
千代美/そうなんですよ。それで、食べて、食べてと言われるので、私その頃あんまり、食が細くて、やせぽっちだったので、食べられなくて、どうしようと思って、もうそれにどんどん慣れていったらもう、こんなになりましたけど。
ひろみ/いやいや、そんなことないですよ。でもやっぱりこの、食べるのをまずは越えていかないと、嫁としてはいけないと思いますよね。
千代美/でも本当にお料理が上手な母だったので、もうミキオはおいしいのを食べながら育って。
志緒/お母さん調理師の資格も持ってらっしゃいましたよね。
千代美/持ってます。
ひろみ/そうなんですか。じゃあ舌が肥えるわけですね。
千代美/そうですね。
ひろみ/志緒さん、本当に県外からなので、沖縄の料理って最初大丈夫でした?
志緒/食べられなかったですね。
ひろみ/やっぱり。びっくりするのが多かったんじゃないですか。
志緒/そうですね。でも、一番料理というか、嫁いで驚いたのが、最初のお正月のときに朝7時ぐらいから、ピンポーンと鳴って、え、まさか7時から人がいらっしゃるわけはないと。
おりていくと、お客さんがいらっしゃっているという。
ひろみ/早いですね。
志緒/もう7時から始まり、だーっといらして、200名ぐらいですかね。
千代美/そのぐらい来ましたね。
志緒/ひっきりなしに。
ひろみ/親戚はじめお友達、いろいろ仕事関係。
志緒/お仕事関係。そうですね。顔だけばーっと洗って、とりあえず厨房に、台所に行って、それでもう温めたりとか準備をして、ふっと気付いたらもう1時になっていたという。
もうずーっとひっきりなしにお客さまがいらして、ついでは出し、ついでは出しというのを、嫁いで最初のお正月がその経験だったので。
ひろみ/いやー、それはもうすごい覚えていますね。
インパクト強くて。
志緒/もう忘れられない思い出ですね。
ひろみ/でも志緒さんすぐ対応できたのは、もともとそういう、実家でも練習していたのですか。
嫁入りの。
志緒/実家はそんなに、来客があるお家ではなかったので、そこまでは。
そうですね。仕事がもしかしたら役立っていたかなという感じはありますね。
ひろみ/それはほんとそうですよね。
志緒/配る仕事だったもので。
ひろみ/いやいや、でもそれがさっとできるというのが、さすがだなと思うんですけれども。
志緒/でも大きいなべに、おつゆをたくさんたいて、もうあっという間に空になって。お酒も、泡盛もちょこちょこと割っているのではなく、あの青い大きなタンクありますよね。タンクというか。
千代美/ポリバケツ。
志緒/ポリバケツにホースで水を注いで、一升瓶をもう何本もばーっとあけて。もう目が点になって。
ひろみ/なかなか見ない光景ではありますね。
志緒/そうですね。朝から泡盛という感じでびっくり。
ひろみ/千代美お姉さんにとっては、この妹が来た、嫁が来たから一緒に手伝ってくれるといううれしさはあったでしょうね。
千代美/もう精神的にも、話ができる相手ができたというのも嬉しかったし、またすっごく気が利いて、よく手伝ってくれたので、とても助かりました。
ひろみ/本当に、お嫁さんて気が利くのが一番だと思うけど、お二方見ていると頭が下がる思いでございます。
志緒/ほんとに私は何にもできなくて、もう教えていただきながらでも、気が利かないなといつも思いながら、もう嫁としては全然お役に立ってなかったと思います。
千代美/いえいえ、ほんとに助かりました。
ひろみ/そうなんですか。
でも食の部分ではね、やはり志緒さんも沖縄料理とかも学んだんですか。お姉さんから学んだりとか。
志緒/そうですね。お母さんから。
千代美/母がやっているのをそばで見ながら。
ひろみ/肉料理を。
志緒/うん。何かコロッケが、お母さん特性のコロッケがミキオさん大好きですよね。だからそれを教えてもらった。
千代美/もうはんぱないですよ。じゃがいもも30個ぐらい使って。
ひろみ/何かすごいもう、食堂の話を聞いているような、そんなに食べるんですか、みんなで。
千代美/もう孫たちもいれてね、もうみんなで、ミキオが来るっていったら、もう決まってコロッケなんです。大好きってわかっているので、母が必ず作ります。
ひろみ/いいですね。
志緒/何でしたっけ、煮物の、何だっけ。
ひろみ/煮物。
千代美/大根?
志緒/大根の煮物とか。
千代美/パパイヤとか。
志緒/そう、パパイヤとかね。
千代美/たくさん作りました。
ひろみ/下地ミキオさんのお母様って、そんなに体力のあるおっきい方ってイメージがないんですけれど。
千代美/すごく大きくて。
ひろみ/やっぱりそういう方だったんですね。
志緒/大柄でしたね。
ひろみ/じゃないとそんなもう、野菜をばんばん切ったり、お肉切ったり。たくましいウチナーの、宮古のかーちゃんって感じですかね。
千代美/そうですね。ただ、志緒さん東京と沖縄で、まったく違う所で嫁に来るっていうのは、すごい縁のある、運命の相手かなと思うんですよね。だって沖縄になじまない方いらっしゃるじゃないですか。もう、すぐなじんで、うちの子どもたちも、志緒姉ちゃん、志緒姉ちゃんって大好きで、すぐなついたんですよね。
それで、こんなふうに沖縄、まったく文化の違うところで、こんなふうにやっていけるっていうのは、この人しかないよなと思って、私はほんと今でも、よく来てくれたなと思って、すごく感謝しています。
ひろみ/もうほんとに、ミキオさんのお嫁さんになるべくして生まれたって言ったら、怒りますけど、怒ります?大丈夫ですか?でもそういう感じがしますよね。
千代美/ほんとに。
ひろみ/志緒さんの支えがあって、このラジオ、ミキオさん聴いていると思いますのでね、きょうはちょっと、ああそっかと思っていると思いますよ。
千代美/だって、ミキオに合う人ってそんなにいないと思いますよ。
ひろみ/お姉さんの発言もまたいいですね。
でもね、みんな応援したくなりますけど、そばで一緒に頑張れというのは、同じ勢いをもたなきゃダメですもんね。
千代美/だって寝ないでももつような子でしたから。もうやるって決めたらどこまでも信念を通すようなところがあるので、ついて行く女性は、志緒さんは大変だと思うんですけれど、でも全然へこたれずに、ずーっと支えているので、すごいなと思って、私いつも見ています。
ひろみ/まだまだ話を伺っていきますので、ここで1曲お届けしたいと思います。今週は懐かしいフォークソングをお届けしております。
続いては、かぐや姫です。この歌もお好きですか。
千代美/はい。
ひろみ/きょうは志緒さんに捧げるつもりで、「妹」。
♪ かぐや姫/妹 ♪
【ミキオさんの生い立ちについて】
ひろみ/ミキオポストOnRadioお届けしております。
今週はほんとに、なかなか普段、素のミキオさんの話を聞く機会ないんですけど、志緒夫人とお姉様の千代美さんに伺っております。よろしくお願いいたします。
今、食の話とか生活の面も伺ったんですけど、ミキオさんはやっぱり、高校1年生のときに、最初に千代美お姉さんと会ったときから、もう、あのやる気というかテンションは今と変わらないんですか?
千代美/でも、細くてかわいかったですよ。
ひろみ/細かったんですね。
千代美/はい、かわいかったですよ。丸坊主で。
ひろみ/野球少年という。
千代美/人懐っこいので、すぐ私にも懐いてくれて、もう、千代美姉さん、千代美姉さんってすごく、一緒に何でもやってもらいました。
ひろみ/そんなミキオ少年が成長していって、いつか政治家になるというのは。
千代美/いやー、もう全くもう、びっくりしましたね。
ただダイナミックで、見てても、もうみんな人が寄ってくるような、困ってる後輩なんかみると、すぐ助けたりしてるのは見てたので、将来何になるんだろうなって思いはしましたけど、政治家ってのは全然思いつかなかったので、びっくりしましたね。
ひろみ/その、政治家になるっていう発言を聞いたときは、周りのごきょうだいも、みんなびっくり。
千代美/みんな大反対ですよ。猛反対。大騒ぎで反対しましたよ、家族全員。
ひろみ/意外です。みんながそういうふうに持っていったのかと思いきや、そうじゃなかったんですね。
千代美/あの子はね、阪神淡路大震災の頃をきっかけに…。
志緒/政治を志したのは、昔からなりたいとは思ってたと思うんですけども、具体的に決断したのは、阪神淡路大震災が起きたときに、もう3日後ぐらいにもう、現地入りしているんですよ。
とにかくまず見てくるって、行って。現場が非常に混乱していると。水も火もないのに、お米が来たりとか、すぐ口に入るものがなかったりとかって、そういうところで、当時の村山総理ですかね、やはり政治の判断の遅れが、現場で非常に問題になってたのを見て、これはもう、政治がやはり、変わらなければいけないと思って、出ようと決めて帰ってきましたね。
ひろみ/すごい。じゃ、現場を見て心が決まったんでしょうね。
志緒/そうでしょうね。もう、出ようと思ったのは、多分それがあったからかなと思います。
ひろみ/そこからですよ。皆さん、家族のご協力があって、1歩ずつですもんね。
志緒/それで沖縄からは、一番最初に、多分ボランティアで、団体としては入ったのが、その当時の会社でしたよね。うちの、今の大米だったのかなと思いますね。
戻ってきて、もう1週間で全部船に毛布から、薬から、食材、簡易トイレ、いろんなもの全て詰め込んで、会社の有志を集めて、20名ぐらいで現地入りして、2週間ぐらい泊まり込みで、小学校で炊き出しのボランティアをして、そこを拠点に、次々とまた、沖縄の企業が代わる代わるボランティアに入ったっていうのがありました。
ひろみ/じゃ、先陣を切って、とにかく真っ先に行かれて。
志緒/そうですね。
千代美/思うことはできても、行動に移すってのが難しいですよね。そこがやっぱりミキオだなと、私そのとき思いましたね。すぐ行動に移す、思ったらすぐ行動に移して、何とかしたいってのを、すぐ実現するっていうんですかね、行動力のある子だなと思って、関心してました。
ひろみ/ほんとですね。そういうミキオさんが、選んで連れてきたお嫁さんってことですから、これはもう、家族は楽しみに待ってるわけですもんね。
千代美/ほんとですよ。もう、こんなにできるかなって思うくらい、朝から晩までずっと。
志緒/体力だけはあるからね。
千代美/それで大きい人選んでるんだよ。
志緒/千代美姉さんなら、倒れちゃうか。
ひろみ/志緒さんを見たときに、しっかり骨もありそうだと。じゃ、動いてくれるかと思ったかもしれませんね。
志緒/それだけでしょうね、きっと。
ひろみ/それはないと思いますけど。きれいな方ですからね。
でも、政治家になって、今もう、何年目を迎えてますか。
志緒/ちょうど20年ですね。今年は。
ひろみ/その間はもう、志緒さんはもちろんですけど、家族も一緒に走って、ともに歩んできた道のり、お姉さん振り返っていかがですか、20年という道のり。
千代美/平成8年に初登院したときに、みんなで一緒に行ったんですよね。あれがすごく感動的でしたね。あの、娘(?)が、まだ小さくて。
志緒/娘がね。2歳でしたね。
千代美/両親と一緒に、国会議事堂を前にして写真を撮ったんですけど、それが今でも実家に飾ってあるんですが、両親も、あんなに私たち大反対してたのに、いざ初登院ってなると、嬉しくて、嬉しくて、みんなで大喜びで、笑顔で写真を撮りました。
ひろみ/あー、いいですね。そのときのことは、しっかりと皆さんの記憶の中に刻まれていらっしゃる。
千代美/皆さんのおかげで、本当にこんなふうに、ミキオが衆議院になれたんだなと思って、すごく、あのときは感動しました。
ひろみ/家族とともに、そして志緒さんも感動ひとしおだったでしょうね。
志緒/はい、そうですね。まだ、未知の世界のスタートということで、不安もいっぱいだったんですけども、でもやっぱり、嬉しかったですね。努力が実ったなというのが、ありましたので。娘が小さかったので、ちょっと離れ離れの生活が心配ではありましたが、それ以来ずっと、山あり谷あり、当選したり落選したりのこれまでだったんですが、やっぱりずっと貫いてきた思いは、変わらなかったもので、またこれからも頑張りたいと思います。
ひろみ/でも、素敵。聞いてるだけでね、歴史を感じて胸が熱くなるんですけど。ちょっと、ぶっちゃけトークもしていいですか。
よく、きょうだいげんかしたりとか、夫婦でもけんかしたりするじゃないですか。そういうとき、ミキオさんすぐに謝る人なんですか?ごめんって。
志緒/そうですねー。
ひろみ/どういうふうに解決していかれるんですか。
志緒/やっぱり折れてくれるかな。私が県外から嫁いだってのもあって、やっぱり最後は折れてくれるかなーというか、なだめてくれるって感じですかね。
ひろみ/そうですよね、こういう道のり歩んできたら、やっぱりぶつかることはあっても。
志緒/そうですね。ほんとに、最初の頃は、千代美姉さんにしょちゅう電話して、「お姉さん聞いてー」って言って、ほんとにそれを受けとめて、いつも聞いてくださったので、これがあったからやってこれたかなと思います。
ひろみ/心の支えになりますよね。きょうだい。
志緒/そうですね。
ひろみ/お姉さんからすると、政治家のご夫妻だから大変だと思いながらも、ひそかに応援していこうという。
千代美/そうですね、だって、ほんとに東京から来てるわけじゃないですか。だから、感じることも、見ることも、慣れるまでは、すっごく大変だったと思うんですね。でも、それをクリアして、それどころか、私より沖縄の道どこでも知ってるんです。裏道から何から。
ひろみ/すごいですね。
千代美/そうなんです。お友だちもあっという間にできて、ほんと志緒さんじゃなければ、無理だったと思いますね。
ひろみ/千代美お姉様。この番組、私を司会にもってきたのも、志緒さん。
志緒/そうなんですよ。
ひろみ/司会の仕事からではなくて、お茶のお稽古で一緒にしたということから、声をかけていただいて。ほんとに、志緒さんに、何か一緒に応援したくなる何かがみんなあるんでしょうね。
千代美/ほんとに、そういうところが魅力ですから。本当に、驕ったりすることなく、みんなに優しくできるので、やっぱりそこがミキオが忙しい分、ちゃんとフォローができてて、素晴らしいなと思います。
ひろみ/夫婦の形として、これは本当に何かね、今度はお二人に出てほしくなりました。ミキオさんも。
志緒/家では、やっぱりバトルですよ。
ひろみ/じゃ、ここで1曲お届けしたいと思います。岸田智史さんで「きみの朝」
♪ 岸田智史/きみの朝 ♪
【思い出話】
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、今週は素敵なゲストお二人です。ゲストといいましても、もうレギュラーとなっております、下地志緒ご夫人と、お姉様の下地千代美様です。
あっという間のお時間なんですけど、まだまだ、ミキオさんの思い出の話なども、伺っていきたいんですが、これからのミキオさんのお話もね、一緒に、下地家の嫁としてのお話も伺っていきたいんですけど。
お姉様からすると、ミキオさん今、全力疾走してますので、一番気をつけてほしこととか、ありますか?
千代美/やっぱり健康ですよね。あの子は、ずっと元気だったので、無理をする癖がついてるんですよね。それで、やさしい道と険しい道があったら、必ず険しい道をとるじゃないですか。
ひろみ/すごいですよね。
千代美/それがもう、体がもつかどうか、いつも心配してるんですけど、でも志緒さんがついてるから、大丈夫かなとは思いながら、やっぱりそれが心配ですね。
でもあの子は、からっとしてるので、多分けんかしても、後腐れがないっていうか、翌日には忘れているような子じゃないかと思うんですけど、小さいことにくよくよしないってところが、ミキオのいいところなので、姉としては、まだ高校1年生だったときのミキオのまま、かわいい弟なんですけど。
ひろみ/こういう温かい愛情で包んでくれるきょうだいがいるってのが、ミキオさんにとっては幸せですよね。
志緒/きょうだいがすごく仲いいんですよ。もうびっくりするぐらい。
ひろみ/素晴らしい。
志緒/私以上に、毎日お兄さんに電話をしてます。お兄さんとか、お姉さんたちとか。
毎日だよね。
千代美/でも、男兄弟であんなに仲がいいってのも、珍しいですね。すごく仲いいですよ。
志緒/お兄さんもすごい愛情。
千代美/弟思いだから。
志緒/弟思いすぎる。
ひろみ/年が離れてるってことですか。
千代美/そうですね、7つ違いですね。
ひろみ/でも、かわいい弟なんですね、いまだに。
千代美/末っ子だし。
志緒/それに甘えてるんです。
ひろみ/いいと思います。すねをかじって。
志緒/みんなが、何をやっても…。
ひろみ/温かく見守ってくれる奥様もいるから。
千代美/そうです、そうです。
志緒/温かくじゃないかも。
ひろみ/志緒さんからすると、毎朝のミキオさんは、この間も伺ったんですけど、朝早い時間から出てくじゃないですか。体のこととか、毎日気を使って、食事も。
志緒/食事も、今忙しいので、あまり気を使ってないですね。忙しいから気を使わないといけないんですけど。本当に朝早いので、食事は外で、市場に回ったときとか、あちこちで用意してくださったりしてるんですよ。来るのを待って。
ひろみ/ありがたいですね。ミキオさんに、これ食べさせてあげたいって感じで。
志緒/そうそうそう。なので、皆さんの支えで愛情で成り立ってますね、毎日が。
ひろみ/以前、おつき合いされてる頃とかは、一緒に飲みに行ったりということもあったかもしれませんけど、そういうのは、いまだにあるんですか?2人で晩酌みたいな。
志緒/ほとんどないですね。つき合ってるときも、おいしいの食べさせるからっていって、必ず、何かの会合の中でしたね。なぜか、私はお酌をして回っていて、あれ?きょうデートだったはずなんだけどな、ってのがたびたびでした。
ひろみ/そこからすでに、始まってたという感じがします。
では、ここで1曲お届けしましょう。ふきのとうで「思い出通り雨」
♪ ふきのとう/思い出通り雨 ♪
【エンディング】
ひろみ/ミキオポスト OnRadio、あっという間のお時間でした。もう最後ということで、ラジオお聞きの皆さん、そして千代美お姉さんから、志緒さんに一言いただいてもよろしいですか。
千代美/ほんとに、嫁に来てくれてありがとうっていうこと。これからも、ミキオよろしくお願いします。でも、志緒さんも体が大事(だいじ)ですから、ミキオも志緒も2人とも、元気で頑張ってほしいと思います。
また、皆さんいつも支えてくださって、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
ひろみ/お話伺ってましたけど、お姉様ほんとにお話が大変やさしくてお上手でいらっしゃる。
志緒/千代美姉さん、お話が上手で何かあると、お姉さんお願いしますって、いつも助け船を。
ひろみ/そんなお姉様含め、ご家族にも、志緒さんから何か一言あれば。
志緒/もうほんと、こんな嫁を、いたらないんですけれども、いつも見守ってくださって、すごく心強く思っております。ミキオさんを支えることが、一番自分の役割だと思ってますので、これからもよろしくお願いいたします。皆さんもよろしくお願いいたします。
ひろみ/この番組は、毎週木曜日お届けしておりますので、本島の方では。ぜひ、これからも、遠慮なく番組にお二方が出ていただければ嬉しいなと思っております。そうするとミキオさんも、楽しみが増えるんじゃないかなって思っています。
あっという間のお時間でした。ミキオポスト OnRadioぜひ来週も皆さんお聴き下さいね。ナビゲーターは本村 ひろみでした。そして、ゲストは下地志緒さん、ありがとうございました。
志緒/ありがとうございました。
ひろみ/お姉様の下地千代美様でした。ありがとうございました。
千代美/ありがとうございました。
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