目次
【オープニング】
ひろみ/3月10日木曜日、午後8時になりました。
皆さん、こんばんは。本村 ひろみです。
ミキオポスト OnRadio、さあ、この時間からスタートです。
メインパーソナリティーは、この方です。
ミキオ/下地ミキオです。よろしくお願いいたします。
ひろみ/ミキオさん、今週もよろしくお願いいたします。
ミキオ/お願い申し上げます。
ひろみ/さて、明日は3月11日、あの東日本大震災から5年目が経つわけなんですよね。
ミキオ/まあ、お亡くなりになった皆さん、それにまた、被害に遭われてご苦労なされてる皆さん、まだ避難なされて、戻れない、全国にいらっしゃる皆さん、本当に、あの、心からですね、頑張ってもらいたいという気持ちしますね。
私のね、通う、東京の料理屋に、20歳の子が、ものすごい良い子が、女の子がいるんですよ。良い子がいて、サービス、このお店は日本でも有数なサービスするといわれるぐらいのお店なんですけど、このお店に行って、よく頑張ってるねって言って、話を聞いたら、福島の子で。福島で被災に遭われて、それでそのまま、お父さん、お母さんと、千葉に疎開して、それで高校卒業して、このお店に就職をしたということなんですよね。この子が元気で良い子なんですよ。私はだからこの子に言ってるんだけど、もう、あんたこのお店に入れただけ良かったねって。このお店のサービスって凄いんですよ。お客にノー言わない。
ひろみ/えー、凄いですね。
ミキオ/これがもう、この、だからもう日本一だと言われるんですよ。
ひろみ/へぇ。
ミキオ/ここで勉強して、本当のサービスのプロになりなさいねって。今いくつ?って言ったら19っていったかな。高校卒業してばっかりだから19か20かって言ってたけど。とにかく。この前、娘も連れて行って、友達になりなさいってメール交換させて。やっぱうちの娘もこういう何か頑張ってる子どもを見習わさないといかないなと思ってそれでやったんだけどね。見習ってませんね、全然。
ひろみ/いやいやいや、これからだとは思いますけれども。
ミキオ/いやぁしかし、いろんな人生をあの震災で経て、頑張っている方々がいるので、とにかく応援をしていかなきゃいけないと。ただ今、僕から見てもそうなんだけど、ハードに力(ちから)入れすぎてるような感じしてね。個人個人がもう少し自分で選択してお金を使えるような。防波堤をつくらなきゃいけないとか、高台に家を移さなきゃいけないとか、タダじゃなくて何千万で買わないといけないとかね。きのうのテレビなんか見てると、70過ぎてまた家を買うんですかとか言ってね。子どもに怒られたからやめましたみたいな話がありましたけど、そりゃやめますよね。だからどうすれば良いのか。国も全部ね、タダで何でもやるというわけにはいかないけれども、もうちょっと違う方法ないかなって感じますよね。
ひろみ/そうですね。本当にこの心への優しいケアというのもさらに充実してほしいですよね。
ミキオ/そう、ここが難しいところだからちょっと勉強しましょう。
ひろみ/はい。
ミキオポストOn Radio、この番組は、北部地域はFMもとぶ、中部地域はFM21、南部地域はFMレキオ、そして、FMくめじまの4局ネットでお届けしています。また、インターネットでは世界中にお聞きいただいております。
そしてきょうもリアルタイムで文字情報を配信しております。ミキオポスト、トップページから、ぜひ御覧ください。
さて、そんな東日本大震災から5年目を迎えて頑張ってる皆さんにこの曲をお届けしたいと思います。松任谷由実で、春よ来い。
♪ 松任谷由実/春よ来い ♪
【辺野古移設の交渉の方法】
ひろみ/ミキオポストOn Radioお届けしております。さぁ、ミキオさんの今週の話題は、とにかくたくさんの中から、まずは3月8日、安保委員会で北方領土がないという、ちょっとびっくりの発言があったんですけれども。
ミキオ/びっくりでしょ。
ひろみ/びっくりしました。
ミキオ/G7の外相会合を広島でやるんですよ。これ、岸田外務大臣のね、場所でやるんですけど、それに、この成功させようというポスターがあるんですよね。このポスターに日本地図が載ってるわけさ。沖縄までは載ってるんだけど、竹島も載ってるんだけど、北方4島が載ってないわけよ。これを見つけて僕がまた指摘したら、回収しますとか言って。このポスターにはまた裏があって、その前も回収してるわけよ。
ひろみ/あ、そうなんですか。
ミキオ/このイタリアの国旗を、アイルランドの国旗と間違えて。
ひろみ/あらぁ。
ミキオ/やって、それをまた回収してるわけよ。これは広島市が作ったとか言うけど、これ広島市が作ったとか何とかの問題じゃなくて、外務省は自分の省内に飾ってるんだから。だからね、こういうサミットのポスターっていうのは、広島市が作ろうがどこが作ろうがチェックするよね。
ひろみ/そうですよね。
ミキオ/これができてないね。これ、ボケナスですね。
ひろみ/びっくりしますね。
ミキオ/これを指摘したら外務大臣はむっとしたような顔をして、隠して過ごそうと思ったんじゃないの。
ひろみ/いやぁ、それはどうでしょう。
ミキオ/それとやっぱ問題は、これを、このポスターを朝日新聞が載せてるわけよ。
ひろみ/へぇ。
ミキオ/指摘しないというのもまたこの新聞社もおかしいよな。間違ってるもの載せてるんだよ。
ひろみ/みんな変ですね。どっか気づいて、やっぱり訂正すべきですよね、これはきちんと。
ミキオ/訂正すべき。まぁこれを指摘したっていうのが、大きなポイントでした。
ひろみ/はい。そして、同じこの安保委員会のほうでも辺野古和解で2022年に返還は?という話題になってました。
ミキオ/もう20分間しつこく。ぜひ私のホームページで見ていただければ。動画が流れてますから、見ていただきたいんですけどね。
もう、この中谷さんっていう人、真面目な人なんだけど、この前の分科会で、2022年には普天間は完成します、辺野古は完成しますって言うから、アメリカは25年と言ってるんですよ。ハリス(?)報告書で。
ひろみ/はい。
ミキオ/大丈夫ですかと言ったら、アメリカのハリス(?)報告書は何も根拠がないとか、大丈夫だと。22年だというから、あぁ、そうですか、じゃあ22年ですねと言ったら22年ですと。そしたら初めのほうは、22年、その後、というからその後ってあんたいつなのって言ったら、その後ですって言うから。だからその後っていつなんですかとか言ったら、いや、22年以降をその後と言ってる。じゃあ25年なのか、24年なのかと言ったら、もうしつこく言って、それで、その後を取れとか言って、22年って出たわけよ。と言っておきながら、今度、和解したでしょって。最短で6カ月、最高で1年間、地方と国の係争委員会とかいろんな手続きがあるから。1年近く工事が動かないから22年大丈夫なのかって言ったら、遅れるんじゃないの?って言ったら、遅れるとも言わない。じゃあ22年大丈夫なのか?って言ったら22年大丈夫とも言わない。あんたどっちなのよと。これをまた20分間ぐらいしつこくやった。だから、遅れるんだったら遅れるって言ったほうが良いよね。
ひろみ/えぇ。本当に。
ミキオ/22年だったら22年って言ったほうが良いよね。僕が防衛大臣だったらこう言うね。下地ミキオみたいなこんなうるさいやつが質問したら、私たちは和解の協議をこれから沖縄県とやりますと。早急に協議の再開をさせていただいて、協議を進めたいと思いますと。そして、早い段階でお互いが、結論をつけたいと思いますと言って、政府からすれば辺野古案をやらせていただくように、沖縄県にはお願いしていきたいと思います。早い段階でできれば22年、これは守られることになるのではないですかとか言えばいい。
ひろみ/なるほど。わかりやすいですよ。明快ですね。
ミキオ/でしょ。
ひろみ/はい。
ミキオ/だけど言わないから。何が何だか分からないから。だから僕は基地問題で一番ダメなのは、明確にものをしないこと。遅れるのは遅れる。2019年、普天間基地を閉鎖状態にするって言ってるけど、あと3年後だよ。どんなにできるのと。こういうことなんかを明確にしていかないと信頼が湧かないよね。安倍内閣は普天間基地を返還したり、空中給油機を岩国に行かせたり、僕はよくやってると思うよ。悪くない。悪くないけれども辺野古に関してはもっと慎重にやるべきだと思うところはあるけども、物事の明確さをやっていかないと今までやってきたことが評価されなくなる。
ひろみ/そうですよね。
ミキオ/そこそこそこそこ。
ひろみ/曖昧にされると聞いてるほうもどっちなんだと、ミキオさんの気持ちになっちゃいますね。
ミキオ/だから私はですね、今度の和解があったでしょ。この和解でどうなるかということになると、この和解の中で翁長さんも安部さんもお互いサインしてるわけ。裁判所の結果が出たらその通りやりましょうねと、決めているわけ。これが和解というのが始まって和解協議が始まったら3つの結論が出る。1つは和解が決裂して、また同じように裁判に戻るか。2つは辺野古を国が諦めて別の対案が出てくると。3つ目は、沖縄県が諦めて辺野古を国が進めること。この3つのうちの1つがこの和解の中で、協議の中で決まるわけです。となると、1番目に、安部さんからするとこの和解が良いなと思うところは、この辺野古の工事をやりなさいという判断は政府がやるんではない。裁判所がやるんですよ。お互いが合意したから。合意して、判決が出て国が勝ったと。だったらこれはもうこのまま進めないと翁長さんはもう約束してるからダメです。辺野古は県が勝って、辺野古の埋めたて、委員会(?)の取り消しが勝ったら、それは国は違う案を提示するというようなことになってくるわけです。だからそうなってくると、じゃあ今の裁判を見たら、私がこの前もここで言ったけれども、裁判長の和解案なんていう***が埋めたてをして、軍民共用でして、30年度に国が、沖縄県が払い下げしなさいと書いてあるわけ。沖縄県知事は埋めたてするなと言って裁判しているのに裁判長が埋めたてをして、軍民共用にして30年後には沖縄に渡しなさいというのをアメリカと協議すべきじゃないかっていうのを和解案に書いてるんですよ。面白い裁判長だよね。
ひろみ/変わってますね。
ミキオ/うん。ということは何かというと、この裁判は、仲井間さんの貸しを仲井間さんが埋めたて認可したことを間違えたといってやるというのはそう簡単には難しいよ。もし、翁長さんがそれで裁判勝とうとするんだったらその当時は町議で決めてるはずだから。町議の部長なんか全員を訴えないとだめだと思うよ。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/うん。そんなことしてないじゃん。ということはこの裁判が勝てるとは思ってないけどもやってるとしか僕には見えないわけだよ。
だけど僕は裁判はすべきじゃないよと、政治決着だよと。裁判やって負けたら従わないといけないの。日本国民だからね。
ひろみ/そうですね。
ミキオ/最高裁の判決に従わない国民がいたら法治国家じゃないよ。これはもうなんていうの、こういう国家は。海賊国家になっちゃう。
ひろみ/アナーキーな感じですかね。非政府主義みたいな。
ミキオ/そういうことになるとどうなるかといったら、今、裁判結果って県に厳しい結果が出るんじゃないかと言われているんです。ということになってくると、やっぱりここで、沖縄県が対案を出す。私は辺野古やめたいんだけど、別の案がありますかという対案を出さざるを得ないと思うんです。また、このタイミングで出さなかったらこれよくないね。辺野古反対だけでは。さぁ、この対案がどういう対案になるのかということ。もし昔、私が言ってた金田統合という対案があった。これを翁長さんが出した。国が、私はね、翁長さんあんたがこんな対案出してもね、私はね、辺野古以外考えてませんから、この対案だめですと言ったら、僕ね、裁判に国負けるんじゃないかと。
ひろみ/どうしてですか?
ミキオ/こういうふうに、対案を出した県を認めないということは裁判官の心証を悪くする。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/ただの反対じゃなくて、ちゃんと対案を示している県の姿勢を私らに評価するんじゃないかと思う。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/だから沖縄県はこの対案を出すとなると、オール沖縄と言われている共産党とか社民党は怒るな。あの人らがもし、もしですよ、これ例だから。嘉手納統合でも反対だから。となると、どうなるかといったら翁長さんは対案出したらオール沖縄っていうのがガタガタして崩壊する可能性がある。出さなかったらそのまま裁判負ける可能性がある。
ひろみ/どちらにしろすごい選択になってきましたね。
ミキオ/出したら裁判出したら、出して国がその対案を蹴ったら、翁長さんは勝って、辺野古がだめになる可能性がある。すごいでしょ。
ひろみ/すごいですね。
ミキオ/こんな解説してくれる人いないと思うよ。
ひろみ/今聞いててびっくりと、新鮮な視点を見たような気がしましたね。
ミキオ/もう一回言う?
ひろみ/はい。
ミキオ/対案を出さなかったらそのまま負ける、対案を出したらオール沖縄が割れる。対案を出してのまなかったら国は、裁判負けて、辺野古の裁判は翁長さんが勝つ。これは微妙な微妙な。微妙な戦いですね。
ひろみ/年内にこの流れが起きてくるんじゃないかという。
ミキオ/もうこれ、僕は2、3カ月の早い時間だと思うよ。
ひろみ/そうなんですか。今年はじゃあ前半で流れが決まっていくということですよね。
ミキオ/そうそうそうそう。
ひろみ/いやいやいや。
ミキオ/ぜひ、これね注目してもらいたいなと思いますね。
ひろみ/さて、それではここで1曲お届けいたしましょう。斉藤由貴で「卒業」
♪ 斉藤由貴/卒業 ♪
【ホントのところはどうなんでしょう?】
ひろみ/ミキオポスト OnRadioお届けしております。
さぁここで、先週から新しく登場いたしました。ずばりミキオさんに聞く、本当のところはどうなんでしょうというこのコーナーです。
メールでもう早速いただいておりまして、那覇のミヤギさんから。
ミキオさんが、普天間問題が解決しなかったら議員をやめるという。それやめなかった。その噂は本当のところはどうなんですかというのが届いております。
ミキオ/これ鳩山さんのときに私が質問しているんですよね。この当時、この政権は先延ばしをしようとしていたわけです。もう県外国外といって、辺野古はもう100%あり得ないといって。それで、この場所を決めないでズルズルズルズルいこうとしたから、これをやると普天間の危険の除去というのはできないと思ってて、あなた確実に5月までに政治家として決断しなさいと。僕は与党だから、あんたが決断しなかったら私、国会議員やめますよと言ったんですね。そしたら決断したんですよ。辺野古って。まあ、そういう背景なんですね。
だから私に言わせると、あのときは私は与党ですよ。与党だから、野党のように質問して終わりじゃないわけよ。鳩山さんと下地ミキオと、皆一体なんですね、与党だから。鳩山さんと一体というと、どうかと思うかもしれませんが。あのときは総理大臣ですから。僕たち連結組んでるんですから。だからこれぐらいのことをズルズルして、いつまでも決められない総理大臣っておかしいと。あんた決めなかったら俺はやめるよと。俺を辞めさせるか、決めるかと言ったら、俺辞めさせるのを選択するかと思ったけど決めましたね。
ひろみ/いやいやいや、やっぱり問題はこうやって詰め寄って解決にもっていくということを手法ですよね。
ミキオ/そうそうそう。これがもう裏話じゃ言えないけど、何回も鳩山さんと会って話してるけど、外務省の鳩山さんも可哀想だったよ。外務省のプレッシャー、今の民主党の代表である岡田さんも外務大臣で外務省にとりつかれているから。結局は、総理官邸が判断しにくい環境をやって鳩山さんは勉強すれば勉強するほど、難しくなったっていって辺野古に戻ったと判断したんですよ。しかし、本当に決断するのは大事、一番。ただ辺野古じゃない決断はできたと思うんだけどね。だけど、今の岡田さんがそれを許さなかったんですよ。
ひろみ/なるほど。
ミキオ/辺野古だといって。その岡田さんが今辺野古に対して安倍さんに何か言ってるでしょ。おかしいよ、自分で戻しておきながら何を言っているんだ。絶好のチャンスを民主党は逃がしたんですよ。辺野古じゃないチャンスができることをね。アメリカのプレッシャーに負けたんですよね。僕はそこが正直言って許せないところだなと思います。鳩山さんは悪くない。その周りでいろいろと外務大臣なんかが、やっぱり鳩山をサポートして、鳩山さんの判断引っ張ってるんだもん。僕はそれは今でも思う。もし岡田さんが辞表を出して辺野古じゃなければ、自分は外務大臣を辞めます、なんて言ってきて、もう辞表取ればよかったのにね。そこが戦いだったんですよね。
ひろみ/凄いですね。
ミキオ/そういう裏話をわかっているから、鳩山さんが決断しやすいようにがーんとテレビの前でやると、そういうショーをちょっとやらさせていただいたということですね。
ひろみ/本当にこういうネゴシエーションの現場を見てきたミキオさんならではの話だと思います。きょうのこの話は衆議院の議事録で皆さん自身で確認もできるそうです。ぜひ2010年3月1日の予算委員会の議事録ご覧になってくださいね。噂ではなく、報道でもなく、ぜひあなたの目で確かめてください。
この本当のところはどうなんでしょうというコーナー、次週も楽しみです。
ミキオポストOnRadio、さあ今週のミキオさんの読むのコーナー参りましょう。今ミキオさんが読んでいる本について紹介していただくコーナーです。これ楽しみなんですよ。
ミキオ/まだ読み切ってないんで、船橋洋一さんのものを。今週で終わりそうなんです、読んでいますね。この船橋さんのものが面白いんですね。とにかくこの地理的概念というのがね、地理的概念。これが本当に面白い。やっぱり地理的概念をどう経済にどう安全保障に結びつけるかというところを、この本の中では述べているんですけれども、もうちょっと綺麗に読んで皆さんにご報告したいと思います。
ひろみ/ミキオさん、これタイトルは地理的何でしたっけ。
ミキオ/21世紀の地政学の入門。
ひろみ/21世紀の地政学。
ミキオ/地理の地に、政学。地政学の入門。このところにこんなことがあるよ。化け物をやっつける為に、自ら化け物になってはならないとアイルランドではお互いに言い聞かせている。北朝鮮を倒すんだと言って、自分たちが軍事大国になってはいけないというような意味だね。相手を倒す為だったら、何でもやっていいというぐらいの者になってはいけないということを言っている。フランクリン・ルーズベルト大統領が言ったように、敵は恐怖心、それ自体にあると。これを同じように危ない危ないとか大変大変とか言ったら、全部制限なく何でもできるようになるわけよ。その危ないとか大変だとか、これが一番の問題点になるんですよね。そういうところは気をつけないといけないですね。
ひろみ/面白いですね。
ミキオ/こういうふうな動きなんかを、ちょっとまた来週報告しましょう。来週はまた別の本に入っていると思うんで。またよろしくお願いします。
ひろみ/文春新書で船橋洋一さんが書かれています「21世紀地政学入門」ということで、ぜひ皆さんも手にとって読まれてください。
今ミキオさんの本を拝見しましたら、たくさん付箋も貼られていて、すごく読み込んでいるという感じがしますね。
ミキオ/そうですね。
付箋を貼って、スマホで写してコーナーに入れてるんですよ。今写真撮って、スマホでやっても読めますからね。
ひろみ/ぜひ来週またこの本の結末も教えていただきたいと思います。
ミキオ/お願いします。
ひろみ/ここで1曲参りましょう。かりゆし58で「電照菊」
♪ かりゆし58/電照菊 ♪
【お便りコーナー・エンディング】
ひろみ/ミキオポストOnRadio、皆さんからのメッセージもたくさん届いております。
まずは浦添のナカチさんからいただきました。
こんばんは、うちの長女が高校卒業しました。あっという間の18年間でした。来月からは大阪に旅立ちます、なんだか嬉しいような寂しいような、やっぱり寂しいです。ミキオさんはお子さんと離れて暮らしたことありますか。
ナカチさんからいただきました。
ミキオ/ずっと離れて暮らしてるけども。
ひろみ/いえいえいえ。でもそうですよね、海外行かれていることもありましたからね、お嬢さんも。
ミキオ/21歳でしょ、うちの娘。私が20歳、これで政治生活20年だから。だからずっと東京と沖縄で離れて暮らしているんですよね、小さい頃から。家内が1人で面倒みているようなもん。私の匂いがしなかったことが、順調に過ごした要素だと彼女は言っていますけどね。
ひろみ/きっと遠くの背中を見つつ、父親の存在を感じていたんじゃないかと思います。
ミキオ/いいこと言いますね。本村さん、教えてもらえませんかね、その言葉。
ひろみ/いえいえ。
ところで話題を変えましょう。大阪維新の会の憲法改正プロジェクトチーム、ちょっとこれについてのお話を伺いたいというメッセがきております。
ミキオ/今度の憲法改正するんだけども、みんな憲法改正って言ったら9条とか思っているんだけど、うちは社会的に国民が要求しているものの憲法改正である。国民性がなければダメだと。時代性がなければダメだと。社会性がなければダメだと。こういうふうなもので、憲法で変えたほうがいいよ、加えたほうがいいよというものを私たちはやろうと。その中の1つがこの憲法改正の1つが教育の完全無料化。憲法の中に今26条の2項に義務教育は無料化と書いてあるけど、私たちは教育は全て無料化というのを憲法の中に書こうと。憲法を作ったら、それに合わせて法律を作っていくんですよね、細かい法律を。その法律のところまで作っていくという作業をしていこうというのが私たちの考えなんです。これは3つの意味があって、1つは教育の完全無料化することでどうなるかといったら、国民の子どもが全員が教育を受けられる。私は医者になりたいです。あの学校の先生の私学に行きたいです。でも私のお父さんは低所得だから私学には行けませんとか、だから公立に決めたとか。だけど本当は私学の哲学が好きなんだよね、という人たちも「どうぞ」と行けるようにする。医者になりたいと言って、国立に行けばいい。国立までは入れないんだよな、私学なんだよなと。4000万かかると言ったら、これも「どうぞ」とやる。そういうふうなことをやって、国民の子どもたちの知力が伸びることは国家が豊かになること。子どもが伸びることは国家が豊かになることだと。それで大人になっていく過程で考えると国力が増すねというのが1点。
2つ目には、20代、30代、40代、50代、60代の、一番子育てにお金がかかっている世代が教育費無料化だから、浮いちゃうね、全部。沖縄から子ども東京私学に出したら1200万ぐらいかかるよ。保育園からずっと始まって。なくなっちゃうから。となると、自分の可処分所得の自分の人生観の中でお金が使える。
ひろみ/いいですね。
ミキオ/子どものためにお金を貯める必要ない。子どもなんて自分で堂々と。どの子どもだって金持ちだろうと何だろうと全部、教育は無料化なんだから。だから、あとは自分で、俺、旅行行きたいとか、マンション買いたいとか、洋服もう少し買いたいとかっていう、子どもは塾に行かしたいとか、子どもに海外研修させたいとか、留学をさせたいとか、この可処分所得が浮けば色んな用途に使える。この色んな用途に使えるところが日本経済よくするんじゃないですかと。タンス預金に回らなくて、そうやるというところがいいところなんじゃないんですかというのが2点目の良さですね。
3点目は、なんで2人目の子どもを生まないのと言ったら、教育費にお金がかかるからという。これは少子化という意味でも教育の無料化は大きなものになってくる。今もう日本でも7%ぐらいが同性愛ですね。渋谷区になったら、同性愛に対して結婚証明書出しているでしょ、今もう。ということは、どうなるかというと、同性愛の人が増えるということは、子どもをつくるという行為が男女間じゃないとできないから、なかなか難しくなってくると、なかなか今までの人口増やす話も、なかなか大変なんですよ。だからどうしても、ダイナミックな政策を打ち出さないと人口を増やすということにならないので、これをやる。ある人なんか、人が少なくなってもいいようにロボット増やそうよと。ロボット増やせば人が少なくなってもいいじゃないかとか、という発想の人がいるんですよ。僕はそれはダメだって。政治家が自分の日本人という人たちを増やそうという気持ちを諦めた瞬間、国家というのは滅びると思うんだよね。
だから、私はそういう意味でも、こういう政策をやっていこうと。これが私たちの教育の完全無料化を憲法に入れようと。なんで憲法なのって言ったら、この総理大臣はやって、この総理大臣はやらないって出てくる可能があるでしょ。憲法に書いたことは全部守らないといけないから。そういうことをしっかり書くと。今格差とか、その格差が教育に影響を与えているとかって、子どもの貧困とかあるでしょ。社会性があるじゃないですか、社会性がある。そして今時代性もある。そして国民の問題からしたら、国民性もある。だからこの教育の完全無料化を憲法に書こうという、そんな考え方。
ひろみ/素晴らしいですね。いや、大阪維新の会の憲法改正プロジェクトチーム、ぜひこれは進めてほしいなという感じがします。
ミキオ/面白いでしょ。
ひろみ/面白いです。
ミキオ/みんな、憲法改正って言ったら違うことばっかり考えている。社民党なんて憲法改正反対なんて言ってさ、だって今のようなことが憲法に書けたら、国民生活が良くなるってわかっているんだから。やっぱりそこはね、逃げちゃいけない。前向きにいろいろ考える必要があると思いますね。
ひろみ/さて、ミキオさんのこれどうでしょうのコーナーにまいりましょう。このコーナーはユニークなアイデアがいっぱい詰まったミキオさんの頭の中から新しいアイデアを引き出していくコーナーです。きょうはどんなアイデアでしょうか。
ミキオ/なかなかないね。出しつくしちゃって。
ひろみ/この春先に何か食べたいものとかはないんですか。今、この時期だからこそという、旬な野菜が多い時期ですからね。
ミキオ/そうね、僕は1個あるのが、琉球ガラスあるじゃないですか。あれ、耐熱性に乏しいらしいんですよ。
ひろみ/そうなんですか。
ミキオ/僕は琉球ガラスのみなさんに言っていることは、耐熱性琉球ガラスを作れと言ってるんですよ。このサミットなんかのときに、フルコースで出るじゃないですか。フレンチとかイタリアンとか。そこに琉球ガラスの青とかオレンジとか赤とか。あれで人数分色違いで、コーヒーカップから前菜からメインディッシュから全部琉球ガラスを使ったらどうなになると思う?
ひろみ/素晴らしいですね。
ミキオ/でしょ。僕、今それ言っているんですよ。僕オレンジじゃないですか。前もってお客様に何が好きですかって言って、オレンジだったら始めの前菜が出てくるときからオレンジのお皿で。それでスープを飲むのもオレンジの器で。それでお魚ときにオレンジにちょっと魚が入ってるようなもので、お肉のときも同じ。これを最後のデザート、コーヒーカップまで一式揃えると10万以上かかるよね。1セット10枚でしょ。1セット10枚のやつが色違いで、ずっとあるというの将来売れると思わない?
ひろみ/いいですね。カラー好きな人、いろいろありますからね。
ミキオ/今、使われていないんだよね、コップ以外。他に何かないでしょ。
ひろみ/ないです。
ミキオ/俺、それじゃダメだって言ってるんだよね。お茶も飲めない。だから、今回はお盆みたいに飾るものとか、メダルとかじゃなくて、沖縄にこれだけ30近くの外資系のホテルが来る。相当な規模のものになってくるから、そこでやっぱちょっとね、面白いものを作る。それをやったらいいと思うよ。
今度MICEなんか出るじゃないですか、MICE。MICEなんかできて、あれ3000人とか4000人、一緒にフルコールというのが出てきますよ。
ひろみ/そんな数ですか。
ミキオ/シンガポールで、8000人だよ、8000人。
ひろみ/いやー、びっくりですね。
ミキオ/サービスする人だけで3000人。これがMICEの魅力なんですよ。
これをどうやってやるかなんですよ。そこを外国製のお皿とか器とか使うんじゃなくて、そこで琉球ガラスがダーンと8000組。
ひろみ/見事でしょうね、それやると。華やかです。
ミキオ/見事でしょう、見事でしょう、見事でしょう、見事でしょう。こういうふうなもんをやらないといかんですね。
ひろみ/さすがに毎回、大胆なアイデアが出てきますけど、きょうもまた聞いてくださってればね、カラーバリエーションで8000組が食べられるフルコースの琉球ガラス。
ミキオ/そう。窯を、高温の窯に変えないといけないらしいんですよね。
ひろみ/そうなんですか。
ミキオ/だから、そこは補助してあげれと言ってるわけよ。うちの産業だから。それでもうガンガンいっちゃおうというふうに思いますね。
ひろみ/今週もミキオさんのこれどうでしょうは、ユニークなアイデアをちょうだいいたしました。
さて、あっという間の1時間でした。
ミキオポストOnRadio、最後にミキオさんから元気の出る一言お願いいたします。
ミキオ/この前ね、90歳、卒寿のお祝いに行ったのよ。お祝いに行ったら、このおばあちゃんは、平和通りで何千円もののインヨウヒン(?)を売る仕事を戦後ずっとやられてきたんです。90年間、90歳だからもう、八十いくつまでやってるんでしょうね。話を聞くと面白いんだな。何が面白いかというと、戦後になってから、このクニヨシマーケットとかマルクニマーケットとか、あの前にいたらしいんだけど、外人がくるんだって、子どもが僕らに話してくれたんだけど、うちのお袋は絶対に英語は喋れない。だけど、こっちはアメリカ人だから英語を喋ってると。こっちは日本語喋ってないんだと、こっちはもうウチナー方言使っていると、方言使っていると。だけど、ばんばん取引して金のやり取りしてるっていうんだよね。こっちは方言喋って、こっち英語喋って。このなんかね、英語しないでボディランゲージかなんか、もう身振り手振りでやってるけど、喋ってる言葉は英語と方言なんだって。
ひろみ/面白いですね。
ミキオ/だけども外人が引っ切りなしに来るんだって。昔儲かったんですよって。昔のこのパワフルさとか感じません?この話で。
ひろみ/いいですね。活気のある時代だったんでしょうね。
ミキオ/それでいて、アメリカ人囈語(げいご)するんじゃなくて、自分は堂々と方言喋って、向こうは英語喋っているけど、何を買いたいかはわかって、いくらか教えてお金を取って、さいならってやってるというのが凄いと思わない?
ひろみ/凄いです。
ミキオ/これなんです。沖縄のパワーはそこにあるんですよ。沖縄のパワーは。それはしっかり作り上げていくときが来てますね。
ひろみ/本当にそうですね。マチグヮーのパワーは本当に大切だと思います。
今週も楽しい話題たくさんありがとうございました。
ミキオポストOnRadio、ご案内は本村ひろみでした。
そしてメインパーソナリィは。
ミキオ/下地ミキオでした。ありがとうございました。
ひろみ/さよなら。
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